AIがどんどん進化していて、いろいろなところにコーパイロットと名付けられたAIを使った手助けの機能が増えてきています。
わからないことがあると、検索してもらったり、アイディアを出してもらったり、書類を作ってもらったり、フラフや画像を作ってもらったり、もう大活躍です。
でも忘れてはいけないことは、そういった機能はコーパイロット(副操縦士)であってパイロット(操縦士)ではないわけです。
パイロットはパソコンやスマホを使う人間です。
人間が指示を出さない限り、コーパイロットはただそこにいるだけで何もしません。
これが、AI時代を生きていく若者たちへの大きなヒントになると思いますね。
要するに、一番重要な事は、どんな指示を出すのかを考えることが重要なわけです。
例えば、翻訳機能があっても、何を翻訳してもらうのかがないと翻訳できないし、どんなデザインをしてほしいかの指示を出せないときれいな絵も描いてもらえません。
道具の部分は、AIがやってくれますから、計算なども電卓がするようなもので、人間は電卓の使い方と、電卓の仕組みを知っていればいいだけです。
外国語なんかでも、必要なことは日本語で何を考え何を伝えるのかが重要なわけで、それがあれば、あとはAIが自動翻訳してくれます。
これから必要になるのは、日本語を正しく使う能力だったり、日本語で考える能力だったり、日本の歴史や文化を正しく知っていることでしょう。
独創的な発想力とか、誰にも負けない趣味を持ったり、独自の知識を持つ分野があったり、個性が大切になるでしょうね。
真似ることなど、AIの得意分野です。
裁判なんかも、AIが過去の判例をすべて解析すれば、人間よりも正しい判決を出せるかも。
外国語を通訳する人がいないから告訴できないとか、馬鹿みたいで、そんな時こそAIを使った自動翻訳でしょう。