2023年12月19日火曜日

海外で年寄りになる

生まれてきた以上、誰でも歳をとっていくわけですが、海外に滞在している人が海外で歳をとっていくことには、いろいろな問題があります。

若いころなら、どこの国が住みやすいとか、楽しいとか、いいことばかりを考えて、海外で暮らすことに憧れたりするものですが、実際に海外で生活すれば、いいことばかりではありません。

日本人が海外で滞在するためには、ビザや滞在許可の問題があります。

労働許可の問題もあるし、病気やケガの時の医療費と保険の問題もあります。

老後には、年金やそれ以外の収入の問題もあります。

最近、ネットなどでも時々話題になっているのが、国際結婚をした人の離婚問題や、離婚や死別後の滞在許可の問題があります。

仕事がうまくいかなくなったり、失業したりのケースもあります。

場合によっては、すぐに帰国ないし、他国への出国が必要になるケースもあって、びっくりされる方もいらっしゃるようです。

一定期間の駐在なら、非日常の生活を楽しめばいいわけですが、長期滞在ともなれば、もう日常生活で、悩みもたくさん生まれてきます。

外国ですから、言葉や習慣の問題もあるし、対人関係もあります。治安や衛生問題もあります。

海外で心の悩みを抱える人も少なくありません。

国際結婚は、半分近くがうまくいかないという話もありますし、海外での暮らしになじめない人も少なくないですし、信頼できる友人も限られていたり、専門医も日本語では対応してもらえないことがほとんどです。

日本国内にある問題は、海外でもあるわけで、不倫問題とか子供との関係とか、原因のはっきりしない体の不調とかもあります。

海外での更年期とか、加齢に伴う問題は、日本よりもきついかもしれません。

個人差はあると思いますが、加齢で、味覚も変わっていくし、現地の言葉の発音も、若いころに比べると相手に通じにくくなったりもします。

海外で認知症とか、海外で、寝たきりとか、考えたくなくても、一度は考えておいた方がいいと思います。

事故や病気で死んでしまったら、その時にはどうするのかも。