2019年12月26日木曜日

フリーメイソンやイルミナティ

最近、タイのテレビでイルミナティという言葉を時々聞きます。

日本人には、似たような秘密結社として、フリーメイソンが有名ですが、イルミナティは政治的な結社なんだそうです。

フリーメイソンに関しては、定期的にテレビでも特集が組まれたりして、日本にもメンバーがいることから、時には、陰謀論的なあやしげな話になったりもします。

タイで、なぜ急にイルミナティが話題になったかといえば、7月に弁護士のNatthaporn Toprayoon氏が、タイの新未来党は、どうやらイルミナティという秘密結社と関係があって、タイの王制転覆を謀ろうとしているのではないかと憲法裁判所に訴えたんだそうです。

日本も、20世紀が終わろうとしていた頃、ノストラダムスの大予言が、ものすごいブームとなって、本やテレビでもてはやされましたが、結局、何も起きず、21世紀を迎えている現在は、そういったオカルト的なトンデモ話として扱われることが多くなっています。

でも、雑誌「ムー」などは、まだまだ元気なようです。

このムーを見ると、ムーのアイコンが、何となく新未来党のマークに似ていると思うわけですが、こうした三角形とか逆三角形こそが、イルミナティと関係がある証拠だとか言っている人もいます。

フリーメイソンのマークは、アメリカのドル紙幣の裏に描かれていることでも有名ですが、そこから、世界を牛耳っているのはやれロックフェラーだとかロスチャイルドだとか、話は大きくなっていきます。

まあ、実際には、世界の政治や経済に関係しているんだと思うけど、どこまで深く関係しているのかは、わからないし、証拠もないようです。

こうした分野は、あんまり都市伝説的になると、ちょっと危ない話になっちゃうので、注意が必要だと思うけど、タイ人も好きそうで、2020年は、この話題が、かなりタイの人たちの間で流行るかも。

私も1990年代に、広瀬隆さんの赤い楯とか、宇野正美さんの本とか、いっぱい読んでいた時期もありました。