神経症の診断がまだ出る前のことですが、自分で勝手にあの病気ではないかとか、この病気ではないかとか考えては、まるで趣味のように検査を受けていました。
そのひとつが、糖尿病で、血糖値が高かったわけでもなかったのに、メチャ甘いグルコースを溶かした水を飲み、検尿と血液検査を30分ごとにするテストを受けました。
30分ごとに血液検査も痛かったですが、それよりも、排尿は、徐々に出なくなっていくので、2時間後は、大変時間がかかりました。
その結果、糖尿ではないということでした。
その後、不安神経症も治り、何年かした後に受けた血液検査で、血糖値が少し高いことを指摘されたときには、まだ自覚はありませんでした。確か、朝食前の血糖値が119だったと思います。
甘いものをひかえてとか、暴飲暴食はしないでとかいわれました。
糖尿病を自覚するときのことはいろいろと言われていて、異常なのどの渇き、水をよく飲む、尿量が多い、夜中何度もトイレに行く、疲れやすい、体がだるい、食べても食べてもやせるなどがあるそうですが、私の場合には、そういったことはありませんでした。
わたしが自覚したのは、おしっこをすると泡立つことが増えたこととか、傷の治りが遅くなったこととか、無理な姿勢をすると、筋肉がつることなどが気になりました。
車の運転席から後にあるものをとろうとするときに、ものすごい筋肉痛もありました。足がつる経験はありましたが、背中とか腹筋とかクビの筋肉までつることもあるんですよ。
私の場合には、毛細血管よりも神経が冒されはじめたのかもしれません。
足がしびれる、足が冷える、こむら返りがおこる、長時間歩くとふくらはぎが傷むが、休めば治るなどの症状も自覚しました。
汗をかきやすくなったし、たまに立ちくらみすることもあったし、下痢が多くなったなどもありました。
飛蚊症にもなりましたが、これは、糖尿病に関係するかどうかわからないと眼科医からは言われました。でも、ネットで見ると関係があるという医師も多いようです。
最初は、かなり気になりましたが、いつの間にか気にならなくなり、今は、消えています。
そして、血液検査でも完全に2型糖尿病と診察されました。ヘモグロビンA1cは7%を越えていました。
糖尿病の診察では、血液検査と共に、よく、足の裏を割り箸のようなモノでこすられます。
足の裏の感覚に問題が無いかとか、膝の反射神経も調べられました。
眼底検査も定期的にした方が安全だそうです。
血糖値を下げるには、いろいろな方法もあるそうで、運動をして、食事制限をするのが基本だそうです。
それでも効果がなかった場合には、薬で血糖値を下げるのだそうで、一番いけないことのようですが、一番楽そうな薬で血糖値を下げるようにお願いしました。
今は、いい薬もでてきているので助かっています。
薬を飲めば、ある程度は、血糖値のコントロールも可能ですし、たまには、好きなケーキとかアイスクリームも食べられます。
食事は、コントロールというほどではないですが、夕食の時間を早めにして、夜は、水やお茶以外はとらないようにしました。
食事は主食を減らし副食を増やす感じです。でも、そんなに厳格にはやっていません。いい加減なモノです。お医者さまからは、よく𠮟られますが、気をつけますと言うだけです。
この「気をつけます」という言葉は、小学生の頃から、𠮟られると自然に出てくる魔法の言葉です。
最初の頃は、まじめにやった時期もあったし、エアロバイクも3年間、ほぼ毎日40分間続け、エアロバイクを壊しました。それでも、思ったほどの効果はなかったです。
身体にいいサプリなどもいろいろと試しました。
どんなことでも、5年10年と続けるというのは、なかなか大変で、長続きしないので、いい加減でいいやと考え方を変えました。
でも、腎不全と失明は、怖いです。