2018年2月27日火曜日

大食いと激辛

テレビ番組で、大食いを競ったり、激辛を競ったりする番組がありますが、世の中には、すごい人たちもいるものだと感心します。

大食漢とか辛い物好きというのは、子供の頃からわかるし、どちらも、日々の訓練というか、習慣で、ますます大食漢になったり、辛いものに強くなったりもします。

お酒なんかでもそうだと思うのですが、毎日飲んでいれば強くなる傾向はあると思います。

自動車なんかですと、アメ車と日本車のような対比があって、でかいし、ものすごい馬力だけど、ガソリンを食うアメ車に対して、日本車は、燃費もいいし車体もコンパクトという感じで、日本の伝統文化の上にあるような感じです。

日本人は、小さくするとか、質素にするとかに才能を発揮してきました。茶道とか日本庭園とか懐石料理とか、素晴らしいし、世界の人からも評価されています。

大食いとか激辛というのは、どことなく米国的、大陸的な文化という感じで、粋ではないし、日本には、似つかわしくないように思いますね。

生きていくために最小限の食事をすればいいわけで、そのために、調理方法や盛り付けにこだわる方が、必要以上に食べて、肥満するよりもオシャレです。

香辛料なんかも、冷凍や冷蔵技術の無かった時代の保存のためではあっても、今の時代いっぱい使えばいいってモノじゃないでしょう。

大食いも激辛も、行きすぎたり、恒常化すれば身体をこわします。

戦前生まれの人たちに比べて、戦後生まれの人たちが、最近、けっこう早死にしているのは、いろいろな理由もあるでしょうけど、やはり、おいしいモノの食べ過ぎや、刺激物の取り過ぎも関係があるのではと個人的に思いますね。

もちろんストレスや運動不足も大きいと思うけど、テレビでの、グルメ番組など見ると、まあ、健康に悪そうな料理もあるわけです。

高脂肪・高カロリーで、柔らかくて、糖度が高いものばかり食べていていいわけないと思います。

おいしいモノ、楽なことは、健康にはよくないことが多いですね。

飲食業も金儲けですから、儲けるためには、量を売る必要もあるのでしょうが、物事には、ちょうどいい加減というのもあるはずですよね。

お酒なんかでも、コップいっぱいで、ほろ酔い気分の方が、ボトル1本飲まないと満足できない人よりも、燃費がよくて高性能ですよね。

大量生産・大量消費は、資本主義かもしれませんが、食に関しては、不健康だと思います。

アメリカ人とか南米の人たちを見ると、日常生活も大変そうなくらいチョー肥満でかわいそうでしたが、最近の日本にも、肥満の人たちが多くなっていて、びっくりです。

お笑いタレントには、いつの時代でも肥満していることで笑いをとる人たちがいますが、最近は、徐々にダイエットする人も目立ちますね。やはり、命は大切だと気が付くからでしょうね。

辛いものをすすめるような風潮とか、食欲を刺激する番組などは、ほどほどにと自制すべきだと思います。

日本人は、長い時間をかけて培ってきた自分たちの価値観をもう一度再認識した方がいいと思います。