飛行機ならひとっ飛びですが、列車で大陸を横断するのは、大変だったと思います。なんといっても6000キロを超える距離です。
私の場合には、ソ連の誇るジェット機、イリューシン62でのフライトでした。航空会社は、アエロフロートでした。
生まれて初めて乗った飛行機でした。
昔は、ボーイング707,727,737などがあったし、ジャンボは、747で、トライスターとかDC10とかもありました。
イリューシン62は、近くで見ると、なんか、ブリキのおもちゃのような姿でしたが、フライトアテンダントの屈強そうなロシア人の女性のように、ちょっとやそっとでは壊れそうもない感じもありました。
ですから、墜落するといった恐怖はありませんでした。機内では、船の中でもでたように、リンゴジュースがでてきて、タイヤのように固いお肉もでてきました。
何で、そんなことを思いだしたかといえば、米朝会談がシンガポールで行われることになり、北朝鮮の金正恩が乗る飛行機が、果たしてシンガポールまで飛べるのかといった話がネットに出ていたからです。
金正恩の専用機は、北朝鮮の国鳥の名を冠した「チャムメ(オオタカ)1号」だそうで、旧ソ連で開発、製造された航空機「イリューシン62型」を改造したものだそうです。
ですから、そんな古い飛行機で、シンガポールまでの4800キロを安全に飛行できるのかという疑問があるんだそうです。
1970年代には、6000キロ以上ある’ハバロフスクーモスクワ間を無事に飛んでいた飛行機ですが、なんといっても、お年です。いくら整備していても、長旅ですからね。
それとも、専用機ではなくて、高麗航空のツポレフ204-300をちょこっと改造という感じかもね。
事故なく金正恩が到着し、シンガポールでの米朝会談で、半島の非核化を決め、平和な朝鮮半島になるといいですが、拉致された日本人が全員無事帰国するまでは、日本は、国交も援助もすべきではないと思います。
それにしても、どこをどう探しても、ソビエトでの写真が出てきません。ものすごく残念です。赤の広場とかレーニン廟とかも写真に収めたはずです。
船の写真も飛行機の写真も列車の写真もどこかに行ってしまい、記憶の中だけです。