韓国とメキシコとの戦いは、韓国らしい試合で楽しめました。
ファウル
韓国 24 メキシコ 7
イエローカード
韓国 4 メキシコ 0
この前のスウェーデン戦でも、背中に蹴りを入れたりしていた韓国ですが、昨夜のエルボーは白鵬並みでした。
最後まで諦めず、勝ちに行く姿勢はたいしたものでした。精神力は評価したいですね。
国歌斉唱の時やピッチを去るときに、観戦していた大統領に対してか軍隊式の敬礼をする選手がいましたが、スポーツの世界に軍隊を持ち込むのは場違いの感じがしました。
韓国は、サッカーでも時々反日の行為をしてきていますし、過去の日本の軍国主義とかすぐに批判するけど、実は、今の韓国の方がずっと軍国主義だと思いますね。
それよりも、おもしろかったのは、ドイツ対スウェーデンでした。
今回のワールドカップのドイツには、運がないです。初戦でもまさかの敗北でしたし、昨夜も、怪我人は出るは、先に失点をするはで、また負けるのかという感じでした。
とにかく、運から見放されているかのように、ゴールが遠かったです。
しかし、試合が止まったあとの相手の蹴りによる負傷など、なんのお咎めもないわけで、故意ではないにしても、やられ損ですね。あの怪我で、ますますドイツがおかしくなって、失点をしたと思います。
後半48分、ロイスがネットを揺らし、ドイツはなんとか同点に追いつくものの、同点では、グループリーグを勝ち抜く事が困難になるからどうしても勝ちたいのに、スウェーデンとしては引き分けで十分という事で、時間ばかりが過ぎていきました。
悪い事は続くモノで、81分守備の要ボアテングもイエロー2枚で退場し、10名で戦うハメに。
そして、もう引き分けかと誰もが思った延長4分40秒、残り10秒ほどで、クロースによるFKが、奇跡のゴールで、ドイツが勝ちました。
なんとか勝ったものの次の韓国戦で勝っても、スウェーデンがメキシコに勝った場合には、3チームが勝ち点6で並ぶことになり、得失点が順位を分けることになります。
現在メキシコは「+2」、ドイツとスウェーデンは「0」となっているので、ドイツは、韓国に勝つだけでなく、大量点で勝つ必要があるわけです。
ドイツには、トルコ系の選手が2人いて、この2人がトルコの大統領と記念写真を撮ったと、問題になり、特に、トルコ移民3世のメスト・エジルは、初戦での戦いぶりに批判がでていて、昨夜の試合には出ませんでした。
もう1人のイルカイ・ギュンドアンは、ドルトムント時代の同僚日本の香川と仲良しだそうで、イスラム教徒であり、いつかはトルコチームで働きたいと明言するメスト・エジルほどトルコ愛が強くないそうです。
ドイツのザール地方は、石炭で有名で、1960年代から大量のトルコ移民を受け入れているので、トルコ人たちの居住区も多く、ドイツ全土には約300万人のトルコ系ドイツ人が暮らしているそうです。
ドイツに限らず、ヨーロッパの国々には、多くの移民の子孫もいるわけで、日本にもいます。
ですから、こうした祖国への愛というのは移民問題と関係が深く、例えば、日本国内に、日本よりも、自分が信じる祖国を愛し、日本に敵対するような人がいるとしたら、危険でもありますね。