2018年7月28日土曜日

パチンコの話 その2

パチンコといえば、三店方式で成り立っているともいえるわけですが、どう考えてもおかしいですよね。

パチンコ屋である景品に出玉から交換し、それを持って交換所に行けば、その景品を買い取ってくれ、現金が入るというシステムで、遠回りですが、パチンコで現金を手にすることが出来るのは事実です。

ミソは、買い取って現金化してくれるところは、パチンコ屋とは無関係の中古買い取り業者であるという抜け道だそうです。

パチンコの初期には、景品のたばこを買い取っていた業者がいたそうで、その業者が、暴力団の資金源になっていたことから、知恵モノが、この三店方式というシステムを考え出し、合法としたようです。

パチンコをする人のほとんどがそのシステムを知っているからパチンコをやっています。

じゃあ、他の業界でも三店方式を使えば、博打ができるじゃないかと考える人もいるでしょうし、わたしも、そう思ったのですが、それが出来ない決まりになっているようです。

パチンコとスロット以外では、景品に交換することは認められていないようです。ですから、ゲームセンターなどでは、いくらゲームに勝っても、景品はもらえないそうです。

UFOキャッチャーは、人形などを持ち帰ることが出来ますが、例えそれを古物商などに売って現金化しても、儲かるほど大量に人形などをとることは出来ないのでしょうから、問題にならないのかも。

テレビでやっていたけど、何か、詐欺みたいなUFOキャッチャーがあって、1回の遊び代がかなり高額だけど、人形に高価な商品がついているとか。それにつられて、大金を使って泣く人もいるとやっていました。

いろいろと悪知恵の働く人はいるモノですが、儲かるほどやれば、すぐに捕まるようです。

カジノを模した遊技場は、風俗営業適正化法では5号営業、すなわちゲームセンターとしており、風俗営業適正化法第13条は、その5号営業では遊技の結果に応じて賞品を提供することが禁じている。

そのため、そのようなカジノを模した遊技場が三店方式を模倣した場合、遊技の結果による賞品の提供がこれに抵触するので、違法行為となり、実際に警察に検挙されているそうです。

パチンコ店は風俗営業としてとらえられており、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の第二条第一項第四号(いわゆる「第4号」)に基づいて運営されていて、景品を提供できることになっているそうです。

パチンコ屋だけが特別なんですね。

世の中には、本音と建て前があり、いろいろな法律や条令で、一部の業界を守るために、それ以外の業界を細かく規制をしているようです。

レモンを食べてタネを植えたら、芽が出ました。