2018年7月17日火曜日

アンシャン・レジーム

サッカーのワールドカップでフランスが優勝して、いろいろとフランスが話題に上りますが、誰もが知っているフランス語のひとつは、アンシャン・レジーム(古い体制)ではないかと思います。

世界史で必ず習います。フランスの国歌ラ・マルセイエーズには、かなり過激な言葉が歌われていることも有名ですが、それは、それまでの古い体制を市民がぶちこわした革命の歌だからだそうです。

「暴君の血まみれの旗」とか「戦場の残忍な敵兵の咆哮」とか「喉を搔き切る」とか「汚れた血」とかすごいですが、聖職者や貴族たちに比べ、市民たちの権利が、あまりにも不公平だという不満が爆発して、フランス革命が起きたということだそうです。

どこの国にも、抑圧された市民階級や最下層の奴隷もいるわけですが、裕福層がやりたい放題をすると、革命が起きます。

会社や団体や家族でもパワハラが行きすぎると、犯罪が起きたり、内乱が起きますよね。

家畜とかペットなどは、改良に改良を重ねて、人間にとって有益になるように変わってきています。食肉になる家畜は、早く成長しておいしい肉になるように改良され、ペットなども、人間がかわいいと思う姿に改良されてきています。

その結果、ペットなんか、ある意味虐待で、食事がうまくとれなかったり、早死にしたり、よく考えると残虐ですね。

野菜などの植物も品種改良がすごいです。フルーツなんか、本当においしくなっています。

でも、品種改良が原因なのかはわからないけど、アレルギー問題も多くなっています。

そうなっているから、人工的に作られたものに対して、もしかしたら間違っていたかもといった意見も出てきています。

トランス脂肪酸に対しての風当たりもかなり激しくなっています。抗生物質の乱用も問題になっています。

そこで、ある意味アンシャン・レジームというか、古代種というのが、注目されてきています。

昔のままの方が、おいしくないかもしれないけど、健康にいいかもしれないとか、古代種の小麦粉なんかも注目されてきています。

スペルトフラワー(Spelt Flour)という奴ですが、最近、時々目にします。

小麦粉にアレルギーの人もいますし、卵にアレルギーの人もいます。

卵なんかは、最近ケージではなく、放し飼いにしているニワトリの卵とかも売られているし、牛肉なんかも、飼料ではなく牧草で育てられた牛肉が売られています。

お砂糖も、漂白されていない方がいいとか、古代塩なんかもありますよね。

よかれと思って改良してきたモノが、便利を追求してで来た飼料や薬が、結果として、よくなかったということかもね。

やっぱり昔がよかったというのも、少し危険な感じがしますが、食べ物に関しては、古代種が、これから、ますます注目されていきそうです。

粒黒胡椒を石臼で細かくする。