2018年9月26日水曜日

貴乃花引退騒動について

しばらく、静かだった大相撲界で、一昨日から、急に騒がしくなってきているわけですが、貴乃花がホームページに書いたことが、引退を臭わせているのではとネットなどで囁かれていました。

そしたら、昨日、突然、関係者宛にファックスが入って、引退の報告と、記者会見を夕方行うことが伝えられたそうです。

引退の記者会見を見ましたが、まず、貴乃花の印象として、疲れているように見えました。

話を始める前から、グラスの水を何度か飲んで、たぶん、口が渇いていたんだろうなと思いましたが、80分ほどの会見中、かなりの回数水を飲んだと思います。

そして、マイクを握る手も、心なしか小刻みに震えるときがあったように見えたし、目頭が熱くなるのを必死でこらえているようにも見えました。

一説では、ストレスから、お酒とたばこの量も増えているそうで、そうしたこともあったのかもしれません。

すべては、2010年に貴乃花が、親方として、相撲界の慣例を破って、一門から飛び出し、賛同者たちと貴乃花グループを作り上げた時から、相撲界には、もめ事が始まったようです。

一門の話し合いで、理事や理事長が決められていたことに対して、選挙を求めたというのが表向きのようですが、その結果、一時は、理事長から理事、そして役員待遇委員まで下がっていた北の湖を再び理事長にするために奔走した貴乃花は、北の湖から、次の次には理事長にといった英才教育を受けていたといわれていました。

ところが、北の湖が体調を崩し、急逝し、次は千代の富士かと思われていたところ、千代の富士の弟弟子の八角が、理事長代理から、理事長に昇格したわけです。

そうした動きの裏には、知恵ものと噂される尾車がいたとも言われています。

八角・尾車は、貴乃花が理事長になることには反対なわけで、春日野や鏡山も理事長派ですし、広報のスイーツ親方もお仲間です。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、貴乃花が、まだ下っ端だった頃から、同部屋の兄弟子安芸乃島とは、イジメなどいろいろな因縁があったようで、安芸乃島が引退して親方になるときに、貴乃花が嫌がらせをしたことから、今でも、すごい恨みを持っていて、反貴乃花の先鋒の1人らしいです。

そして、白鵬ですね。貴乃花は、貴ノ岩が暴行されたときの影には、白鵬があったと思っているようですし、白鵬の相撲やモンゴル互助会と言われているグループには、反対しているようです。

貴乃花は、新弟子の頃からサラブレッドのエリートで、それをおもしろくないと思っている力士も多かったようです。人気者で、お天狗になっているところもあったのではないかと想像します。

そうした下地があっての、日馬富士暴行傷害事件で、貴乃花を叩く親方や理事が多かったようです。

噂ですが、巨大宗教団体をバックにした親方とか、アヤシイお金持ちがバックにいる親方とか、相撲界には闇もあるようです。

貴乃花のバックにも、変わった神道の教主がいるそうですが。

大相撲は、怪我と隣り合わせで、どうしても、宗教に頼ってしまうところもあるのだと思うし、宗教の方も、そこにつけ込むのでしょうね。

で、昨年からの騒ぎ通りで、今年になって、貴乃花は、どん底まで突き落とされました。

実から出たサビという人もいるでしょうけど、でも、こと日馬富士問題から今日までに関しては、協会に問題があったように思いますね。

貴闘力は、貴乃花の兄弟子ですが、貴乃花の側に立って弁護していて、テレビの前で、きれい事や協会に遠慮するコメントしか出せない人たちよりも、ずっと共感できるし、真実を話していると思います。

どうでもいいようなコメントで、ギャラもらっている評論家やコメンテーターは、テレビに出さないで欲しいですね。

真実を知っているのに話さないのは、卑怯だと思います。まあ、報復というか、嫌がらせが怖いのでしょうけどね。

ネットには、貴乃花が経済的に困っているといった話もあり、今朝は、貴乃花部屋が売りに出されているといった日刊スポーツの記事で騒がしかったですが、すぐに、デマだとわかりました。

ネットには、アンチ貴乃花の書き手が、かなりいて、嘘か本当かわからないようなことを垂れ流しています。協会側の人たちでしょうが、何となく、カルト臭もします。

とにかく、貴乃花は、引退するでしょうけど、心配なのは、弟子たちですね。どこかの部屋に引き取ってもらえるといいですし、それを協会がOKして欲しいです。

貴乃花は、貴闘力のコメントじゃあないけど、国会議員になって、スポーツ庁長官になって相撲協会を監督して欲しいな。

白鵬が優勝する大相撲は見たくはないですし、早く白鵬と戦う貴ノ岩が見たいです。

3段目まで落ちてしまった宇良にも、早くあがってきて欲しいです。