普通、モノを買うときには、お金を出して商品を受け取ります。お金を払えば、その商品は、自分のものです。
サービスでも同じで、ゲームセンターだと、ゲーム機にお金を入れたら、その分ゲームを楽しめます。
家庭用のゲーム機なら、ゲーム機を買って、ゲームソフトを買えば、いつまでも遊べるし、基本的には追加料金はかかりません。
パソコンも、パソコン本体を買えば、あとは、通信費以外、基本的にお金は掛かりません。
ところが、最近、少し事情が変わってきているようです。
有名な画像ソフトのフォトショップとか写真整理ソフトのライトルームなどは、ソフトを買うのではなくて、レンタルする感じで、毎月の使用料を払うシステムになっています。
毎月いくらで、1年間ならいくらといった感じです。
マイクロソフトのオフィスなんかも、そのシステムに変わってきています。
なかなかうまいことを考えたものす。
グーグルやFacebookなどがやっている、ただで使わせてやるから、あなたのデータをいただきますという商売が、ものすごく儲かっているら、マイクロソフトも、ウィンドウズ10をただで配ってみましたが、思いのほか利用者は増えませんでした。
ですから、近い将来、マイクロソフトは、ウィンドウズをレンタル方式で、毎月いくらシステムに変えそうな気がします。
風俗なんかですと、1回いくらです。気に入ったからと愛人契約をすれば、毎月のお手当が必要ですね。
好きな子とエッチをすると、時には、結納金を積んで、一生の生活費を面倒みないといけません。結婚して、別れたら、また振り出しからやり直しです。
ただより高いものはないとか、愚痴る人もいるそうです。
一回いくらがいいのか、月極がいいのか、それとも、買い取りがいいのかは、その人の考え方次第でしょう。
マンションなんかでは、買い取りは損だという人もいます。
IT業界には、愛人契約をしている経営者が多いからか、ソフトに関しては、徐々にレンタル方式に変わっていくのかもしれません。
それだったら、いっそ、ハードも含めて、PCはレンタルという世の中になるかもね。
PCの出始めは、ものすごく高かったので、小さな会社は、PCをレンタルで使っていました。
ただ、レンタルにすると、機密事項の入ったハードの引き継ぎとか保全とか廃棄の問題が出てくるでしょうね。
ただで使わせてデータをいただきますビジネスも、そろそろ、ただでエッチして喜んでいたら、ハニートラップだったとか、秘密の写真をばらまかれたとかと同じように、個人情報を適当に売られたとか問題になるでしょう。
Facebookは、問題になって株価が下落しました。
本来は、データには、ものすごい価値があるわけで、ただで使わせるから、ただでデータをいただきますは、フェアーではないわけです。
スマホでもアプリでも、ただで使って頂き、集めたデータを買い取るべきなんですね。それを支払っていないから、ものすごく儲かっているわけです。
世の中には、公正価格とか公正取り引きとかがあるわけで、IT業界も、これから、毎月のレンタル料金は公正なのかとか、ただでデータを集める商売は、公正なのかなどが、これからどんどん問題になりはじめてくると思います。