2018年9月9日日曜日

大坂なおみさん 全米オープン 優勝おめでとう!

大坂なおみ 日本人初の四大大会V 快挙、セリーナ破り金字塔打ち立てる

とにかく、大坂なおみさんにおめでとう。いろいろなことがあったようですが、あの雰囲気のなか、集中力を切らさないで戦い、セリーナを破っての優勝ですから、りっぱです。

最近の大阪選手のサーブは、魔球みたいに、相手が打ち返せないことが多いですね。回転をかけているのでしょうけど、破られるまでは、かなり勝てるのではないかと思いますね。

それに、ラリーも、落ち着いて、無理に力むことなく、ただ、ひたすら、相手のコートに打ち返すだけで、相手のミスを待つ感じですね。

感情的になる選手としては、やりにくいのではないかと思います。

この大会は、出産後のセリーナが、優勝するのではと期待するアメリカ人が多かったようで、そのセリーナに厳しい主審に対して、観客がブーイングをはじめました。

セリーナが、試合中にコーチからアドバイスを受けたとの判定ですが、そのあたりは、これから、白黒もはっきりしてくるでしょう。

セリーナは、ミスも多くて、注意を受けたことで怒りが爆発し、自分のラケットが、ひん曲がるくらいの勢いでコートに叩きつけ、その後も、執拗に主審に抗議を続けました。

かなり激しい口調で、嘘つきとか、わたしに謝罪しろとか、抗議したことで、最期には、ペナルティーまでもらってしまいました。

大阪選手とは、無関係なわけで、大阪選手としては、いい迷惑だったと思うのですが、でも、冷静さと集中力を失わず、最後まで試合が出来たことは、素晴らしかったです。

表彰式のコメントでも、「こんな終わり方は、観客の期待していたことではなかったと思います。ごめんなさい。」と日本人らしい、謙虚なコメントでした。

続けて、「試合をを見てくれてありがとうございます。本当にありがとう」 そして、セリーナにお辞儀をして「プレーしてくれてありがとう」といいました。

大阪選手は、子供の頃からセリーナ選手に憧れていたそうで、彼女と試合が出来るだけで嬉しいといっていたほどですから、彼女に勝ってしまい、申し訳ないと、心の底から思っているようでした。

観客たちも、そうした控え目な大阪選手のコメントを聞き、セリーナ選手からも、もうブーイングをやめて大阪選手に祝福をとのコメントもあったので、それまで異様だった会場の雰囲気が、大阪選手への祝福に変わりました。

大阪選手は、ハイチ系アメリカ人の父親と日本人の母親との間に生まれていますが、会場で応援していた母親と、顔立ちはうり二つですね。

生まれたのは日本ですが、幼い頃から米国で育っているために、日常会話は英語で、日本語はまだ片言ですが、恥ずかしがり屋なところは、かなり日本的だと思います。

米国と日本との二重国籍なので、日本語も満足に話せないのに、日本人じゃないとかいう人もいますが、ひどいですね。外国で育ったために、日本語の下手な日本人はいっぱいいます。

彼女は、公式に、日本国籍の選手としてテニスを戦っています。今日の優勝式でも選手紹介は、日本人の大阪選手でしたし、日本人初のグランドスラム優勝といっていました。

日本の法律では、原則22歳までに国籍選択をしなければならないわけですが、日本国籍を選んだとしても、米国国籍が自動的になくなるわけではないようで、そのまま二重国籍のままの人も多いようです。

蓮舫など政治家と違って、二重国籍であっても、日本には、不利になるようなこともないわけです。政治家や役人や公務員など権力を持つモノだと、日本の利害に反する可能性もあります。

最近は、日本人と外国人との間に生まれたスポーツ選手たちの活躍が目立ちますね。

陸上でもサッカーでも大相撲でも。

それにしても、セリーナ選手の怒りは、すごかったです。あの執拗な抗議も、すごかったし、アメリカ人のブーイングもひどいですね。

サッカーなどでは、ファールをした選手が、八つ当たりでボールを蹴飛ばしたりすれば、イエローカードがでます。そのイエローに抗議して、審判に食い下がれば、もう1枚のイエローで、即退場となります。

審判の判定に抗議は出来ても、行きすぎてはいけないわけです。