タイに来る外国人といえば、日本が一番の時代が長く続いていました。陸続きのマレーシアと、1番を競っていました。
街中に日本語の看板があふれ、街を歩けば、社長社長と声がかかりました。
田中角栄が首相だった時代に、反日運動も起きたタイですが、それは、ベトナム戦争で反米運動が起こることを防ぐために、米国の情報機関が、タイの学生を扇動し、怒りの矛先を日本に向けさせたという、陰謀論もあり、私は、間違っていないと思っています。
一時は、日本人は、日本の航空会社でタイに来て、日系のホテルに宿泊し、日本レストランで食事をして帰ると批判する人たちもいました。
でも、1980年代からは、日本のタイへの巨額の投資もあって、タイの経済発展もあり、反日運動は、消え去っています。
今は、中国からの観光客がダントツに多いタイで、それこそ、中国の飛行機を使い、中国の旅行社やホテルを使い、中華レストランや中国人経営のお土産屋に行って、帰っていくわけです。
中国人は、今から200年以上前から、タイに移住してきていますが、一番多いのが、潮州人たちで、南部タイには、シンガポールやマレーシアのペナンのように福建人もいます。
彼らは、すでにタイ人と同化し、タイの苗字を使い、タイ語を話しています。もちろん、それでも、華人としてのアイデンティティーは失ってはいません。
最近タイに来るのは、観光客だけではなくて、観光客相手の商売を目的とした中国人も多いですし、純粋に、タイでビジネスをと来る中国人もいます。
中国大使館があるところから北に延びているラチャダーピセークという通り沿いに第二のチャイナタウンが出来てきています。
目立つのは中華料理店の多さですが、似たようなお店が多いのは、食材を卸すところが同じというか、食材の問屋が、店を出す手伝いや準備から、調理方法の教育などをトータルにやっているらしいです。
あとは、中国人観光客相手のお土産などの問屋です。こちらも、元締めは同じという説もあるし、貿易(密輸を含む)から両替から、いろいろとやっているようです。
中国人は、タイの役人に賄賂を払って、他人になりすますのも得意です。1人がタイの国籍を持てば、あとは、その配偶者だとか、その親だの兄弟だのと、あっという間に、多くのあやしいタイ人のできあがりです。
これは、日本を含めて世界中どこでもやる手です。
あと、観光客相手でも、旅行社を経営し、バス会社や船会社を経営し、ガイドを雇い、旅行業も、まるごと中国人が牛耳ってきています。
タイは、外国人が不動産を所持することを禁じているので、タイ人名義を借りたり、合弁会社の名義で購入したりするようです。
日本は、外国人でも不動産を所有できるとは、危険ですよね。
アメリカでは、妊婦村があるそうで、妊娠した中国人が、アメリカに行って、出産をするまで滞在し、出産して、子供に米国国籍が下りたら、帰国するとか。
子供が成長すれば、その国籍で、親戚一同安泰だということでしたが、徐々に規制が始まるとか。
日本も、日本人の常識ではなく、中国人が何をしているのかをしっかり研究して、新しい法律で規制しないと、あっという間に、社会保障も、不動産も、政治も経済も、中国人に乗っ取られる可能性があります。
中国人だって、悪い人ばかりではないけど、悪い人は本当に悪いですから、注意が必要です。