タイは、車は左側通行で、日本やイギリスと同じです。イギリスの影響が強い国が、今でも左側通行であることが多いそうです。
イギリスが左側通行になったのは、車が生まれる前の馬車の時代から、左側通行だったからだそうです。
だったら、イギリスから独立したアメリカも左側通行になるのが自然では?と思うわけです。
それは、イギリスからの独立戦争の時に、アメリカは、フランスの協力を得て、フランスの影響力が強かったから、フランスと同じように右側通行になったそうです。
ですから、もしも、明治維新の時に、フランスの協力を得ていた徳川幕府が、イギリスの協力を得ていた薩長に勝ったとしたら、日本も右側通行だったかもね。
フランスとイギリスとは、昔から、いろいろと仲が悪いわけで、お互いの悪口を言い合ったり、けっこう頑固で、おもしろいです。
軍隊も基本は、左側通行だったそうです。馬に乗った騎士が、刀や槍を振りかざす時に、右利きだったら、相手の左側を通った方が有利なわけです。
それをナポレオンが、自分自身も左利きだったこともあって、あえて、自分の兵士たちに右側通行での訓練をして、連戦連勝だったとか。
それが、フランスの右側通行の伝統だそうです。
日本は、車は左側通行で、人は右側通行と、子供の頃教えられ、実際に、そのようにしている人がほとんどです。
車が左側通行なので、同じように歩行者も左側を歩くと、車が歩行者の後ろ側から走ってきて、歩行者には見えないから危険だからです。
ただ、法律上は、あくまでも基本であって、例外は認められているようです。
例えば、右側に連続した水たまりがあるとか、右側が崖だったりした場合など。
ある程度幅がある歩道上などでは、歩行者が車と対面するように歩いた方が安全です。
ですから、広い道路の幅のある歩道上では、歩行者が、歩道上で、右側通行の対面通行になることが多いです。
日本では、自転車は、車道を走る規則ですが、たまには、歩道を走ってくる自転車もあるわけで、正面から近付いてくれば、ある程度よけることが可能でも、後ろから走ってきたら、事故が起きやすいですよね。
バンコクでは、歩道を自転車だけでなく、バイクも走ってくるから、怖いです。
そして、バンコクの歩道上でも、歩道の右側を歩けばいいのか、それとも左側なのか、とても迷います。
向こうから来る人とぶつからないように歩くわけですが、向こうから来る人が、向かって左側だったり、右側だったりするのです。
それに、歩道上に屋台があったり、バイクタクシーのたまり場があったり、街路樹やゴミなど、いろいろな障害物もあるわけです。
そうした歩道を右へ左へと歩くことは、ただの有酸素運動だけでなく、反射神経も鍛えられます。