ほとんどの地震は、M5以下で、日本人にとっては、大きな揺れは起きないですが、でも、タイの建造物が、基本、耐震設計になっていないですから、わずかな揺れでも、建物にヒビが入ったり、落下物があったりします。
2月20日の夜、タイ北部、ランパーンでM4.9の地震があり、その前後に20回を超える余震があったそうです。
昨日も6回ほど、わずかに揺れたそうです。
ランパンを中心に、地震の前には、かなり大きな音が聞こえ、それから揺れが来たそうで、仏舎利塔(パゴダ)の上の部分が曲がったり、壁にヒビが入ったり、陳列棚から商品が落下したりしたようです。
ランパーンといえば、バンコクから陸路チェンマイに行く時に、そろそろチェンマイも近いという感じで通り過ぎるところです。
バンコクからアユタヤ・ナコンサワン・カンペーンペット・ターク・ランパーン・ランプーン・そしてチェンマイといった感じの約650キロです。
1970年代の終わり、はじめて、自分で車を運転してチェンマイまで行った時には、途中、何カ所かに検問所があって、けっこうドキドキしました。
山道にさしかかると、曲がって所には、小さな祠があって、そこを通り過ぎる時には、車のクラクションを鳴らすのが慣習のようでした。
あとから知ったのですが、かって事故があって、そこには亡くなった方の霊が彷徨っているんだそうで、その霊に対して、今から通りますので許してねとサインを送るのだとか。
バンコクでも、よく事故の起きるところの街路樹なんかには、色とりどりの布が巻き付けられていて、いろいろなお供え物もあります。
タイにも温泉があり、北から、メーホンソン、チェンマイ、カンチャナブリ、ラノン、クラビなどにあるそうです。
大きな動きとしては、インドネシアからマレー半島、そしてミャンマーへは、海底火山も走っているし、南からのプレートが北上しているところです。
ミャンマーとの国境付近を中心にタイにも活断層はあるわけで、地震が起きます。
バンコクでも、身体に感じる規模の地震が数年に1回程度起きてきています。高層ビルにいる人たちは、もっと感じるようです。
今年は、世界的に、地殻変動の多い年のようですから、とても心配ですが、大きな被害が出ないことを祈ることしか出来ません。
タイは、例年以上の猛暑が予想されていて、40度を超えるところが多く、そちらも心配です。
シャム湾の海水が熱せられたら、豪雨がやってくる可能性も高まるでしょう。
猛暑は、エアコンでなんとかなりますが、洪水は、困ります。
まだ、全く手が入っていなかった頃の天然の温泉です。