学者やジャーナリストなど専門家は、知識とか分析でお金をもらっているから、発言には、責任も伴うわけで、予想を外したら、お金を返すとか、謝罪するとかが必要だと思うのですが、けっこう、いい加減ですね。
その点、素人は、何を書こうが、法律に反しない範囲であれば、基本無責任ですから、気楽なものです。
で、ネットには、掲示板やブログが花盛りです。
素人は、なんといっても、その数がすごいわけで、いろいろな人がいて、いろいろな考え方や見方があるので、時には、専門家よりも、分析力が優れていたりもします。
一つの犯罪やスキャンダルが起きたら、素人探偵たちが大活躍で、実名暴露とか、写真暴露とか、当たり前に行われ、報道自粛とかやっている側は、大慌てです。
最近では、メディアの方が、ネットの個人に対して、写真や映像の使用許可を求めたり、発言内容を無断引用したり、まあ、プロとして、プライドも恥も外聞も無いという感じの人たちもいるようです。
昨日までの先頭が、明日からのビリだと、昔の人はいいましたが、価値観もどんどん変わるし、うかうかしていると時代に取り残されて、真実を見失ってしまいます。
ただ、ネットには、嘘も多いですし、デタラメもありますから、見抜く力が大切になり、それは、読書とか実生活での見聞や経験などに影響されますね。
映像なんかだと、素人でも、その人の目の動きとか、身体の動きで、多少のことは、分析というか、想像が出来ます。
その道のプロだったら、もっともっとわかるでしょうね。
昨日は、タクシン派が連立政権を立てると記者会見を行い、大騒ぎでした。
今回の選挙には、27の政党が候補者を立てたそうで、そのうちの7つの政党による連立で、下院の半分以上の250を超える議席を確保できたからと、ある意味の勝利宣言をしました。
実際には、選管が、最終結果は5月9日に出すといっているから、勝手に議席を数えても意味はないですが、こういったのは、早い者勝ちで、あとは、選管がインチキをしたから議席が減った戦略で、押し通すのでしょう。
その会見の席で、今回の台風の眼となって、大躍進をした新未来党の党首のタナトーン氏が、なんか、ソワソワして、目はうつろで、自信なさげで、なんかあるのかなと思って見ていました。
そしたら、彼の立候補者としての資格問題が、昨日から再燃していて、昨日は、いろいろなメディアから、質問攻めだったそうで、「今日は忙しくて答えられない」と必死で逃げていたんだそうです。
要するに、今の法律では、立候補者が、新聞・ラジオ・テレビ・ネットなどのメディアの株主であってはいけないのだそうです。
タナトーン一家のサミットグループ傘下には、新聞社などがあって、彼自身も、メディア会社の大株主になっていたそうで、それを追求され、慌てて持ち株を母親に譲渡したんだそうですが、その時期が、立候補後ではないかという疑惑なんだそうです。
もしも、立候補後であるとなれば、当然立候補の資格がなくなって、当選が無効になるだけでなく、選挙法違反で、最高20年の公民権の停止もあるのだそうです。
そんな問題を抱えていたら、目がうつろになってもしかたがないかもね。
そして、他の当選者にも、イエローカードをもらう可能性のある人もいるし、レッドカードもあるわけです。
イエローカードがでると、その選挙区は選挙のやり直しになるそうですが、イエローなら、その当事者は、再び立候補可能だそうです。
ところが、レッドカードをもらうと、選挙のやり直しで、その人は立候補できないそうです。
そうした事情もあり、当選者数は、大きく変わる可能性もあるんだそうで、まだまだわからないそうです。
タクシン派は、選管の不信任署名を集めているし、まだまだ先行きは読めません。