2019年4月9日火曜日

国際世論操作

以前から書いていることですが、タクシン派は、海外メディアとか、人権団体を上手に使ってきています。

タクシン自身は、タクシン政権時代にやった、裁判にもかけることなく、容疑者をその場で射殺した麻薬戦争の時に、海外の人権団体などから非難を浴びていましたが。。。

タクシン派の得意ワザは、自分たちは、弾圧を受けている、被害者だ、民主勢力だと主張するわけですが、正しいときもあれば、正しくないときもあると思います。

タイ外務省は、先日、タナトーンがパトゥムワン警察署に出頭した際、EU、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、フィンランドなどの大使館職員、ならびに国連職員が、警察署前にいたことに関し、タナトーンからの要請によって、彼らが警察署に行ったことを明らかにしています。

タイの外務省は、やるべきことはしっかりやっていて、この件で、海外の大使館員が、内政干渉をするのかと大使館に質問をしたそうです。

その結果、いや、タナトーン氏から、警察署に来てくれとの要請を受けたので、3等書記官など、下級の職員が出かけて行ったとわかったようです。

中には、本当に大使館職員?という疑惑もある人物がいたとかいないとか。

タクシン派には、海外のメディアとか人権団体との繋がりを持った人たちがいます。反体制とか、人権とか、好きな団体はいますからね。

タナトーンの新未来党は、記者からの、タナトーンが要請したという話は事実なのかとの質問に、事実であろうがなかろうが、彼らは、要請が無くても行ったと思うと、例によって、論点をずらしていました。

質問の答えは、要請したですよね。それを認めたくないわけです。

みんな狡賢いから、うっかりしていると、騙されちゃいます。

自分たちは、弾圧されているけど、世界は、自分たちの味方なんだというイメージ戦略ですね。

自由に行動できるし、自由に発言できているわけなのに、弾圧を受け、民主主義が危険に瀕しているとか、かなりオーバーだと思います。

タイの軍事政権は、他の国々の軍事政権に比べて、非常にゆるいというか、独特です。