2019年4月9日火曜日

報道のとらえ方

戦前の日本人は、ラジオ放送を聞いて、いろいろなニュースを知ったわけですが、あの「大本営発表」のように、ねじ曲げられた真実に騙されていたわけです。

ラジオだけではなく新聞社も、デタラメの記事で国民を騙しました。

戦後になって、民主主義とか報道の自由とかいわれ、新聞やNHKのいっていることに間違いがあるなどと思う人は少なかったと思います。

でも、平成になり、インターネットが普及した現在は、NHKでも民放でも新聞社でも、決して真実だけを伝えているわけでもないことがばれてきています。

朝日新聞の慰安婦に関する取り扱いなどがそのいい例で、軍による強制とか、嘘だったわけです。

それは、日本に限った事ではないわけで、アメリカでも、トランプ大統領対民主党系メディアの対立で、フェイクニュースという言葉が注目されました。

日本のメディアは、海外のニュースに関しては、海外のメディアから情報を買っていたり、提携していたりするので、相手先が間違っていれば、日本のメディアも間違ったニュースを流します。

それで、トランプが、大統領になるだなんて予想したメディアは少なかったわけです。

日本のニュースだって、日本のテレビや新聞社などから、海外に発信されていくこともあるわけで、発信元が偏ったニュースを流したら、世界中に誤解を生んでしまいます。

ネット時代ですから、いろいろなことがいわれるようになっていて、NHKは、反日的な発言や報道が多いとか、韓国贔屓じゃないかとか言われるし、朝日新聞も同じです。

テレビの報道番組でもMCや評論家によって、かなり偏りも生まれます。

プロだったら、片方だけの意見ではなく、両方の意見を出すべきだと思いますね。

それがないと、例えば、左翼的な意見ばかりだと、ネットでは、右翼的な意見が出てくるし、お互いに過激になるし、どちらかに偏る危険もあります。

タイに関するニュースを見ていても、情報を得ているのが、偏っているような気がします。もちろん、いろいろな業務提携もあるでしょうけど、でも、ジャーナリストなら、個人的に、いろいろな意見を集めて、自分なりに分析すべきだと思いますね。

新聞も同じですが、タイのテレビでも、タクシン派と反タクシン派のテレビ局だと、同じニュースでも、当たり前ですが、取り上げ方が、全く違います。

片方だけしか見ないと、危険だと思いますね。