タイのイメージとして、セックスというのがあるわけですが、タイ政府は、それをなんとかして消そうとしています。
日本だって、戦後の貧しかった頃には、赤線地帯と言われるところがあったし、もっと昔でも、吉原の遊郭なども有名でした。
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特殊飲食店として売春行為を許容、黙認する区域を地図に赤い線で囲み、これら特殊飲食店街を俗に「赤線」あるいは「赤線地帯」、「赤線区域」と呼んだ。
これに対して特殊飲食店の営業許可なしに、一般の飲食店の営業許可のままで、非合法に売春行為をさせていた区域を地図に青い線で囲み、俗に「青線」あるいは「青線地帯」、「青線区域」と呼んだとされている。
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日本人は、海外旅行が解禁されてから、韓国にキーセン旅行にいき、台湾やタイに買春旅行にいったわけですが、赤線というのは、世界中どこにもあるわけです。
有名なのは、ドイツのハンブルグにあるレーパーバーンやオランダのアムステルダムにある飾り窓です。
港町とか鉄道駅の近くには、売春宿はあることが多いです。
「朝日の当たる家(House of The Rising Sun)」という、いろいろな有名な人たちが歌っている曲がありますが、売春婦が、自分のような間違いをしないようにと歌っています。
世界的なヒットは、アニマルズですが、個人的には、ジョーン・バエズのが好きです。
まあ、自分の間違いならまだいいですが、親から売られる場合も人さらいという拉致による場合もあって、もっと悲惨ですね。
さて、バンコクの話に戻りますが、バンコクポストに、「緑色のちょうちん」という名のカフェの話がでています。
アジアでは、中国の影響なんでしょうけど、売春宿の目印は、「赤いちょうちん」であることが多いようですが、バンコクでは、「緑色のちょうちん」が、一般的だったんだそうです。
「green lantern 」というなのカフェには、「性に関する博物館」もあって、いろいろな展示物が置かれているそうです。
ただ、入場料が500バーツと、かなり高いようです。ドリンクを注文すれば入場料はただだとか。
このコラムでも書かれていますが、バンコクの売春婦の話題としては、バンコク中央駅のまわりで、ソムタム&ガイヤーン(東北タイのパパイヤサラダと焼き鳥)をゴザに座って売っている女性たちがいるわけですが、彼女たちの中には、春を売っている女性もいるわけです。
このカフェのオーナーは、タイでは違法になっているアダルトグッズも合法化すべきだと言っています。
日本では合法なので、何も知らないでバイブをタイに持ち込んで没収されたり、罰金を取られる人もいるそうです。
エロ関係の展示物、大丈夫なのかなあ?
私が、タイに来た頃は、ベトナム戦争も終わっていたんですが、ベトナム戦争に送られた米兵たちの慰安の施設が、かなり残っていました。
有名なのは、カウンターの上で水着の女性が踊る「ゴーゴーバー」とか日本の当時のトルコ風呂を真似たと言われる「マッサージパーラー」で、今でも残っています。
タイ人向けでは、昔ながらの民家に少女たちを集めたところとか、ナンバーホテルといわれる、番号が名前になっている少女付きモーテルとかが、ありました。
今は、コンドミニアムブームで、大型マッサージパーラーから、高級コンドミニアムに建て替えられるところも増えてきているし、売春が、表から裏に移っていく過渡期かも知れません。