今日は、祝日だというのに、新未来党の党首タナトーンに出頭命令が出ていて、タナトーンは、10:00にパトムワン警察署に出頭したようです。
警察署のまわりには、多くのサポーターたちが集まって、がんばれコールを送っていたようです。
3年以上も前の話をこの時期に蒸し返すのは、まあ、彼らが主張するように、「暗黒の権力」側からの嫌がらせの可能性はあると思います。
でも、違法な抗議集会をしていた仲間の逃亡を手助けしたのは、たぶん、事実だったと思われます。
軍事政権が、5人以上の集会を禁止しているときに、集会をしたのですから、捕まるのが当然です。それを覚悟の上で集会をしたんでしょうから、だったら逃げるなと思いますね。
個人的には、この件でのタナトーンへの起訴はないのではないかと思います。
タナトーンが、危ないのは、V-Luck Media Companyの株に関する疑惑だと思います。もしも、立候補の時点で株を持っていたと証明されたら、当選できませんし、公民権も最長20年間停止されるそうです。
タイのタクシン派幹部や左翼の学者たちは、すぐ逃げるから、軽蔑しちゃいます。
歴史を見ても、命をかけて戦わないと、彼らが望むような社会は無理だと思いますね。命をかけても無理かもしれませんが。。。
タイには、タクシン派のケーブルテレビやラジオ局があって、タクシン派から見たいろいろな分析や批判を流しているから、反タクシン派のテレビなどと比べながら見ると、興味深いです。
タクシン派のテレビに出ている学者などにも、出頭命令が出ているのだそうで、まだ出頭命令なのに、もう、死刑判決が下ったかのように、過剰な批判をしているのが微笑ましいです。
出頭して嫌疑を晴らせばいいし、もしも起訴されたら、法廷で戦えばいいし、万が一有罪で服役するようなことになったら、その時こそ、無実だと、抗議すればいいと思います。
普通の人たちは、そうしているはずですよね。タイの高学歴の人たちには、口ばっかりとか、狡賢い人たちも多いような気がします。
でも、彼らは、最初から出頭命令は、不法弾圧だとか、まるで国外追放だとか、過剰反応で、見方によっては、もう逃げる準備かと思っちゃいます。
実際に、今まで、多くのタクシン派の政治家や学者が逃げていますからね。
新未来党の書記長であるピヤブットは、フランス留学生で、奥さんがフランス人のようです。
一時は、タイなんかに住みたくないといった発言もあったそうですし、フランスには、国外逃亡中の左翼の恩師たちも数人いるようです。
ピヤブットは、過去に、いっぱい、危ない発言を繰り返してきているから、タナトーンよりも、彼の方が、リスクが高そうです。
さて、2人は逃げるか逃げないか、注目ですね。