8月10日には、モンゴル人民共和国も日本に対して宣戦布告した。
日本の敗戦がほぼ決定的になり、ソ連もモンゴルも日本に宣戦布告したわけです。汚いですが、それが国際社会の現実ですね。
元日本維新の会の丸山穂高衆院議員の「北方領土を戦争で取り返す」発言は、政治家として、とんでもない発言だと思うけど、その気持ちはわからないこともないです。
ただ、いろいろな話では、丸山議員は、酒癖が悪い事は前から有名だったそうで、そんな人が政治家であってはならないと思います。
日本人が忘れてはならないこととして、シベリア抑留の犠牲者たちのことがあります。
日本が戦争に負け、ソ連が参戦してきたことで、定説では約65万人、一説では70万人といわれる日本人の捕虜が、苛酷なシベリアや異国で強制的な労働を強いられたわけです。
アメリカの研究者ウイリアム・ニンモによれば、約34万人の日本人が死亡したそうです。
韓国では、徴用工に対する賠償問題が話題になっているけど、日本も、ロシアに対して、本当は、賠償を求めるべきだと思いますね。
シベリアだけでなく、モンゴルや中央アジア、北朝鮮、カフカス地方、バルト三国、ウクライナ、ベラルーシなどソ連の勢力圏全域や中華人民共和国にも送り込まれたという証言があるそうです。
カザフスタンに5万人、ウズベキスタンに2万人が送られ、道路工事や建設現場などで、強制的に働かせられたそうです。
戦前の教育を受けた日本人は、とても従順で勤勉で集団行動にも乱れがなく、現地の人たちから、徐々に尊敬されるようになり、その後、親日国となっていったそうです。
日本は、戦前も戦後も、政治家や役人や軍人に変なのが多いですね。国民のことよりも、自分の事ばかり考える人たちがいます。
捕虜とか戦争犠牲者が、その後の戦勝国との交渉の具とされたこともいろいろとあったようです。
捕虜にならなかった人たちも、満州から日本への引き上げの途中で、ロシア人だけでなく中国人や朝鮮人などから、ひどい目に遇わされた人たちもいたわけです。
もちろん、彼らに親切にされて助かった人たちもいたそうです。
日本人にも悪党はいるわけですが、民度としては、日本人の民度は高い方だと思います。残念ながら民度の低い国が多いです。
日本人の民度も下がってきているという話もありますが、やっぱり、教育とかメディアの影響が大きいでしょうね。