今日は、朝からテレビ中継で、王族の儀式の様子をやっていました。
戴冠式を済ませ、正式にラマ10世となられ、今度は、王族の肩書きというか、称号を新しくする儀式をしました、
前から噂されていた女性が正式に4番目の王妃となったわけですが、その王妃と、他の王族との関係に注目して中継を見ました。
ラマ9世時代には、ラマ10世と同じように王位継承権を持つといわれた、ラマ10世の妹で、ラマ9世の秘書のように、いつも父親と一緒で、国民からも敬愛されているシリントーン王女にも、新しい称号が与えられました。
詳しいことは、専門家の解説が欲しいですが、マハーチャクリーという言葉があるので、チャクリー王朝の中の偉大な王女という感じかな?
ラマ10世から新しい称号をもらうときに王妃は、椅子から降りて、シリントーン王女に跪いてワイをしました。
王妃の方が上位だと思うのですが、やはり、国民から愛される王女に対しての遠慮なのか、とにかく礼儀なんでしょうね。
そして、ラマ9世の第3王のチュラポーン王女にも新しい称号が与えられましたが、王女は、健康に問題がおありのようでお付きの者が手を支えないと立てないご様子でしたが、それでも、タイの儀礼に従って、ラマ10の前では跪いていましたし、王妃も、跪いていました。
今日、驚いたのは、ラマ10世の最初の奥さんだったソームサワリー王女が、車椅子で、身体が不自由な状態であることが映し出されたことでした。
テレビニュースでも入院されたことは報道されていましたが、詳細はわかりませんでした。
シリキット王太合と同じようなご病気なのかも知れません。
彼女は、シリキット王太合の一族の出身で、ラマ9世やシリキット王妃からも愛されていたことから、正式にラマ10世と離婚後も、国王のお孫さんの母親的なかなり高い王族としての称号をお持ちでした。
二人目の王妃のお子さんも3人目の王妃のお子さんも、王族としての地位は、ソームサワリー王女のお子様という感じのようです。
彼女も、ラマ10世から新しい称号を与えられていました。
次に、ラマ10世の2人の娘さんたちと3番目の王妃との間に出来た息子さんが登場し、最後は、チュラポーン王女の2人の娘さんでした。
彼女たちの父親は、すでにチュラポーン王女とは離婚していますが、空軍のエリートで、ラマ10世の教官も務めたことがある方だそうです。
これだけの人たちが、現在のチャクリー王朝の王族たちということのようです。
ラマ9世の長女で、タクシン派から首相候補に担ぎ上げられてウボンラット王女の姿はありませんでした。
日本のメディアもタクシン派ヨイショの記事ばかり書かないで、庶民にはわからない重要な王族の話題を不敬罪を恐れず書いて欲しいですね。
私は、小心者ですし、ジャーナリストではないですし、専門家でも学者でもないから、不敬罪を怖がりますし、よけいな深入りは書かないようにします。
もしも、このブログで、月収100万円とか稼げる日が来たら、考えるかも。今は、広告収入が2年で10ドルにも満たないので、考えられるリスクは冒しません。
真実のためなら、裁判も牢獄も時には死さえも恐れないというのが、真の、プロのジャーナリストじゃないかと思うのですが、どうでしょうね。
はじめて政治に興味を持ち始めた中学生のように、民主主義とか平和とか人権とか、そんなことばかり書いているようでは、尊敬できませんね。