2019年6月13日木曜日

香港の話

香港で大きなデモが起きているそうですが、なんとか怪我人を出さないで解決して欲しいです。

香港には、乗り換えで行ったことがありますが、一泊しただけで、ほとんど何も見ていません。

一番の印象は、着陸時に高層ビルにぶつかるのではないかと思ったことや、滑走路が短すぎて海に落ちるのではないかと思ったことかな。

広東語は、元気がありますね。ヤウモウ ガウチョウアーレー「じょうだんでしょ」とかホウセッ「おいしい」とかハイビンドウ「どこですか?」なんか、大きな声で言ったら雰囲気が出て通じます。

知人に香港では、「ハイどうも」と言ってはいけないと注意されました。なんでも「あそこに毛がいっぱい」と広東人には聞こえるとか。

その手の外国語はすぐに覚えるし、忘れませんね。

で、香港の話ですが、香港と言えば、アヘン戦争ですね。

イギリスの東インド会社が、インドで栽培した芥子の花からアヘンを作って中国に売りつけて大儲けをしたわけで、中国は、それは困ると戦争になったわけです。

ジャーディン・マセソンなんてイギリスの企業は、日本でもグラバー邸とか坂本龍馬で有名ですが、武器商人でした。

香港上海銀行(HSBC)は、ジャーディン・マセソンなどが香港で稼いだ資金をイギリス本国に送金するために設立された銀行ですね。悪い奴らです。

覚醒剤を売って金儲けをしている北朝鮮や暴力団と同じです。

スワイヤー・グループなんてのも有名で、キャセイ航空の親会社です。

サッスーン財閥なんかも麻薬ビジネスで有名です。

とにかく、香港には、今でも、昔の東インド会社などの流れを汲むイギリス系の会社が多いんですね。

1997年に香港を統治していたイギリスが、中国に返還したあとも、経済的には、まだイギリスとの関係が強く残っているわけです。

中国は、返還後も50年間は、一国二制度を保証すると言っていますが、2047年には、それも終わる予定で、それでは困っちゃう人たちもいっぱいいるわけです。

多くの香港人たちが、すでにカナダやシンガポールやオーストラリアなどに逃げているそうです。これからも逃げ出す人は増えるでしょうね。

今回の騒ぎの原因は、「犯罪容疑者の引き渡しを可能にする条例改正案」に反対する人たちのデモや集会に対する取り締まりだそうです。

犯罪者引き渡しは、世界の多くの国がやっているわけで、犯罪を犯して外国に逃げる人を許さないということは、悪い事ではないはずです。

ただ、思想犯が入ると、ややこしくなります。本当の思想犯もいれば、いかがわしい思想犯もいるわけです。中国にとって好ましくない思想犯は、香港などにとっては守るべき思想犯ということはよくあることで雨。

民主化運動のリーダーたちを中国に送るのは危険だというのは、当然でしょうけど、例えば、日本で殺人事件や強姦事件を起こして香港に逃げた容疑者を日本に送ってもらって日本で裁判にかけるのは、問題ないでしょう。

逆に、ブラジルやチリに逃げたから、日本は何も出来ないといったことの方がおかしいです。

もしも抗議する相手が中国でなければ、民衆の側に賛同する人は少ないと思います。中国は、何をするのかわからない怖さがあるから、今のままの香港でいたいのでしょうね。

それに民衆のバックには、いろいろな人たちがいて、いろいろな利害もあるわけです。

2000年代に入り中・東欧や中央アジアの旧共産圏諸国で起こったソロス財団とアメリカの影響があったといわれる色の革命、カラー革命、花の革命などのように、ユダヤ財閥やアメリカCIAがいるのかもね。

でも、結論からいえば無理でしょうね。だって、いずれにせよ2047年になれば、もう共産主義中国の普通の都市になってしまう香港です。

それが嫌なら、中国と戦争をして独立するしかないと思います。

日本よりも中国がいいと考える人たちは、この香港のこれからをしっかり見た方がいいと思います。

香港のあとは台湾が狙われているし、そのあと、日本にも手を伸ばしてくる可能性はあるわけです。

日本国内には、スパイもいっぱい。中国だけでなく、アメリカのスパイもロシアのスパイもいますね。

中国も怖いし、ユダヤ商人も怖いし、ボーッとしていると、ケツの毛まで抜かれてしまうでしょうね。