2019年7月23日火曜日

判官贔屓の日本人

宮迫さんたちの闇営業問題ですが、ポイントは、反社組織から金をもらったことと、それをもらっていないと嘘を吐き、後輩たちに口裏を合わせるように指示したことです。

でも、あの会見での名演技以降、メディアは、嘘を吐いた宮迫さんたちも悪いが、もっと悪いのはパワハラの吉本だとなってきています。

つくづく日本人の判官贔屓を再認識です。

岡本社長は、この4月に社長になったばかりで、大崎会長の鞄持ち的な人のようです。宮迫さんたちの疑惑事件は2件ともに大崎社長時代に起きたモノです。

ダウンタウンのマネージャーから、大崎会長に付いていって、やっと社長にまで上り詰めたわけで、さあ、これからというときに、この問題で、滅多打ち状態で、可哀想ではあります。

でも、日本人の多くは、宮迫さんとロンブー亮さんの方が弱者ですから、判官贔屓で大会社吉本の岡本社長を叩く側に回りますね。

冷静に考えれば、誰にも、宮迫さんが悪かったとわかります。反社のパーティーに参加してお金をもらっていたのに、もらっていなかったと嘘を吐き、それで、吉本も、テレビ局など関係者たちに頭を下げ、事情を説明して回ったはずです。

そしたら、今度は、嘘でしたですから、ちょっと待ってくださいよとなるのが当然です。

もっといろいろと調べてから会見をした方がいいとの会社の判断は当然でしょう。

亮さん個人は、早く嘘を吐いていたことをお詫びしたいが優先でしょうけど、世の中、そんなに簡単ではないわけです。

それに、宮迫さんには、他にもいろいろと出てきそうな恐れも吉本は感じていたんでしょうね。過去には、いろいろとあったことも事実ですし。

誰が脚本を書いたのかはわからないですが、宮迫さんと亮さんの会見での号泣は、視聴者の心を動かしました。

彼らも悪いけど、もっと悪いのは吉本かも知れないとなったところで、トドメの、吉本岡本社長の、グダグダ会見でした。

いつの間にか、メディアは、悪いのは反社からお金をもらった芸人ではなくて、謝罪会見を開かせなかった吉本となっています。

今まで吉本に不満を抱いている芸人たちも、ここぞとばかりに暴露や吉本叩きです。

そんなに言いたいこといって大丈夫?と心配になるくらいですが、まあ、本人たちは溜飲を下げるいい機会だと思っているのでしょうね。

後悔しないといいけどね。

大きくなると、内部にも、いろいろな派閥も出来るでしょうし、権力争いもあるんだと思う。

吉本にも、当然いろいろな疑惑もあるし、岡本社長にも問題はあったでしょうけど、ここまで来ると、いくらなんでも吉本を叩きすぎではないかと、へそ曲がりは思ってしまうわけです。

辞めたい芸人は辞めればいいし、他に移ればいいと思う。吉本は、改革出来るところは改革すべきですが、マネージメントに従えないような芸人は、どんどん出ていってもらった方が、スッキリすると思いますね。

あえて岡本社長がんばれといいたいですね。