タイの問屋街といえば、プラトゥーナームだったり、ボーベーだったり、中華街のサンペーンだったりするわけですが、どこも人がすっかり消えてしまって、景気が悪いんだそうです。
それで、タクシン派の政治家が、そういった地区を回って、今の政権はダメだ、やっぱりタクシン派でないと景気はよくならないといっているんだそうです。
まあ、どこの国でも野党は、あることないこと与党を批判するモノです。
タイの景気が悪いとしたら、米中経済戦争の影響もあるでしょう。
でも、一番の原因は、やっぱり、オンラインビジネスでしょうね。
街を歩くと気が付くんですが、KERRYと書かれた車やバイクが走り回っています。
ちょっと前なら、フェデックス(FedEx)とかUPSとかDHLでしたし、日本の会社なら日本通運やヤマト運輸でした。
タイ人は、スマホの普及とかFacebookの使用者とか、世界的にすごいレベルなんだそうで、今や、田舎のおばさんまでもが、Facebookで、地方の特産品などを売っているそうです。
送料さえ払えば、少量でも注文可能なところが多いから便利です。
タイの田舎の方では、中国系のITビジネスが、通信設備を普及させ、おばさんたちに、ネットビジネスのやり方を教えているんだそうです。
中国からもどんどん商品が流れ込んでいるワケです。
オンラインビジネスや宅急便がすごいので、そりゃあ、昔ながらの問屋とか商店は、寂れますよね。
屋台や食堂なんかも、デリバリーサービスをやっています。バンコクは、もともと、バイクタクシーが普及しているので、バイクタクシーが、屋台や食堂から自宅まで食事を運んでくれるんですよね。
問屋の中にも当然ネットビジネスをしているところがあって、そういった所も、商品を小売店まで届けてくれます。
こういった流れは、タイだけでなく、カンボジアでもミャンマーでも同じですから、本当にボーッとしていると時代から取り残されてしまい、チコちゃんに𠮟られるかもね。