タイでは、美人コンテストもものすごい人気で、ミスユニバースのタイ代表を選ぶときなど、かなり盛り上がります。バンコクだけでなく田舎でも、美人コンテストはよく開かれているようです。
日本人にとって、よくわからないのが、タイ人のお守り好きで、専門の雑誌があったり、専門店があったり、人気のお守りは、それこそ数百万とか1000万円を超えるモノまであるそうです。
拳銃を向けられても弾が出ないお守りとか、ヤクザの人たちや政治家には人気だそうで、政治家は命がけなんでしょうね。
有名な高僧が作るお守りが人気で、何年のどこの寺の◯◯僧のお守りとか、その僧の種類は何々だとか、まあ、細かなことも評価になるようです。
スーツ姿のタイ人紳士が、自慢げに、シャツのボタンを外して首から吊しているお守りの数々を見せてくれるのを見ると、ちょっと異様に感じます。お守りの説明をするときには、目の色が変わり、表情もすごいです。
もっとわからないのは、タイの牛のコンテストで、こちらも、ものすごい値段で取り引きされるそうです。数百万バーツなんだとか。
松坂牛とか黒毛和牛といった食肉としての価値ではなくて、見た目の美しさなんだそうで、だいたい白毛で、背中にラクダのような大きなコブがあって、耳が独特で、ダラリと垂れ下がっているし、日本人には、何が評価の基準かよくわからないです。
ちょっと調べてみたら、インド原産の牛のようで、神が宿る牛なんだそうです。コブ牛とかセブーとかいうそうです。
あと、マレーシアとか南タイで人気なのが、鳥のさえずりコンテストで、高い竹などで作った竿の上に吊した鳥かごの中で、小鳥が囀るのを聞いて、その鳴き声の美しさを競うのだそうで、こちらも、優勝したら、とんでもない価格が付くんだそうです。
タイ語では、นกกรงหัวจุกというそうで、和名だとコウラウンというらしい。
近くに、この鳥を入れた鳥かごを軒下に吊しているうちがあったら、だいたい南タイの出身者で間違いないようです。