フィリピンの東で台風12号となったポードレル(北朝鮮語で「やなぎ」)ですが、北上せず、西に向かって、これからフィリピンを抜け、ベトナムの方に向かう可能性が強いそうです。
日本は台風に番号をつけて呼ぶんでいますが、国際的には、別の名前がつけられています。
アメリカは、台風ではなくハリケーンですが、女性の名前ですね。
アジアの場合には、台風委員会という組織があって、そこで決められるんだそうです。
台風委員会のメンバーは、中国・香港・日本・ラオス・フィリピン・韓国・タイが、1968年に本部をフィリピンのマニラにおいて設立され、その後、カンボジア (1972年)・マレーシア (1976年)・ベトナム (1979年)・マカオ (1993年)・北朝鮮(1993年)・シンガポール (1997年)・アメリカ合衆国 (1998年)が加盟しています。
2000年からは、台風委員会が決めたアジア名が、台風に関して国際的に通用するようになっているそうです。
台風委員会は、事前に140の各国から出された名前を用意して順番に繰り返し名付けているのですが、大きな被害をもたらした台風の名前は、それ以降使わない約束なんだそうです。
さて、その台風12号ですが、これからベトナムに進む可能性が高く、その後は熱帯低気圧になるそうですが、ラオスを通り、タイ東北部から北部タイにも影響が出るそうです。
タイに影響が出るのは30日から31日と予想されています。
バンコクは、この3~4日、夕方から夜間にかけてスコールが来ることが多く、この傾向は、今後も続きそうです。
水不足が解消されるのはいいですが、洪水や冠水の被害が出ないことを祈ります。