2019年8月27日火曜日

タイのもち米について

タイの主食は白米ですが、東北部では、もち米を食べている人たちが多いです。

日本ですと、もち米といえば、お餅にするとかお赤飯にするとかがメインだと思いますが、東北タイでは、蒸したもち米を竹で作った専用の小さな籠に入れて持ち運んで、農作業の途中で食べたりしています。

タイ料理といえば、昔はトムヤムクンが有名でしたが、最近だとカパオライスでしょうか。

でも、タイの人の間では、カパオライスとともに忘れてはいけないのが、カウニャウ・ソムタム・ガイヤーンのセットとカウニャウ・ムーピンでしょう。

デザートだとカウニャウ・マモアンも捨てがたい。

そんなカウニャウですが、タイでは英語だとsticky riceと書かれることが多いと思うのですが、glutinous riceが正式みたいです。

このところ、そのもち米の価格が急上昇で、庶民の食にも影響が出ているそうです。

バンコクでは、道を歩けば、それこそ数百メートル以内にムーピンを売っている屋台を見る事が出来ますが、だいたい1本5バーツから高いところで10バーツです。

それを数本買って、ビニール袋に入ったもち米を3バーツとか5バーツで売っているので、そちらも1袋とか2袋買うわけです。

ところが、もち米の値段が上がっているから、もう5バーツでは、量を半分に減らしているとか、値段を上げているところがほとんどなんだそうです。

ナマのもち米価格も1キロ35バーツだった先月の価格から、今月は1キロ50バーツにまで値上がりしているそうです。

なんでも、この数年、もち米の価格が下がっていたので農家が、もち米よりもジャスミンライスを栽培する方が儲かるともち米の生産量が下がっているそうですし、中国への輸出も増えているそうです。

いろいろな不満の声が出ているので政府も、調査に入り、流通に問題がないか調べているようです。

こうしたお米関係の問題の裏には、タクシン派がいるんじゃないかというのが、私の妄想です。

政府に対する国民の不満を煽るために、やっている可能性もあるんじゃないかと思いますね。

なんといっても、お米関係の中間業者や問屋には、タクシン派が多いようです。

政府は、在庫量の報告を出さない業者には、懲役5年、5000バーツの罰金、買いだめや価格つり上げ行為には、懲役7年、罰金14万バーツだといっています。

罰則が軽いですね。