2019年8月2日金曜日

半グレの話

この間、NHKで「半グレ」を特集していました。

半グレというのは簡単に言えば、「暴力団に所属せずに犯罪を繰り返す集団」の事だそうで、夜中にバイクや車で暴走する暴走族から派生した集団だといった見方もあるようです。

その代表格が、関東連合であり、芸能人を巻き込んだ暴行事件などで、有名になりました。

六本木クラブ襲撃事件も話題になりました。

関東連合系の暴走族 “千歳台ブラックエンペラー”の元総長・石元太一氏も服役中のため手紙で取材に応じていました。

関東連合は、IT企業のトラブル処理や芸能界のイベント運営などで、大きくなっていったのだそうです。

中国残留孤児の2世・3世や中国人からなるストリートギャング怒羅権も有名です。

番組では、怒羅権の創設者の1人、中国生まれの汪楠(ワンナン)氏がインタビューを受けていました。

今は、足を洗って、刑務所の受刑者に本を送るNPOを立ち上げているのだそうです。

語源は「グレる」の“グレ”であり「愚連隊」の“グレ”であり、また黒と白の中間にあたる灰色の“グレー”、「グレーゾーン」の“グレ”といった諸説あるようです。

最初は、暴力事件を起こしたり、強盗を働いたり、薬物に手を出したりしていたのが、徐々にビジネスに手を広げ、振り込め詐欺や闇金融のほか、金塊の密輸、公文書などの偽造、貧困ビジネス、解体工事や産廃の運搬業、クラブや芸能プロダクションの経営、ならびに出会い系サイトの運営などが大抵のメンバーのいわゆる「シノギ」(資金獲得活動)となっているようです。

番組の中では、大学生などを使って、女子大生などをナンパさせ、親しくなったら、仲間の店に連れて行って、高い酒を飲ませ、法外な料金を請求させるなどして、支払い出来ないように追い込み、借金を返すためにと性風俗に追い込む手口で、260名を超える女性を騙したとして、事件が表に出ました。

まあ、ナンパは、犯罪ではないわけで、引っかかる方も悪いわけですが、まあ、その道のプロの手にかかれば、騙せそうな女性を一瞬で見抜き、素人の女性は簡単に騙されるんでしょうね。

ヤクザは、昔から、優しくしたり脅したりして、女性を精神的に従属させるといわれています。

子供の頃からの家庭や学校での異性には気をつけろ教育も大切だと思いますね。

男だって、ボッタクリの店で大金をむしり取られることもありますが、一般的には、男は暴力を振るわれても、性風俗店に追い込まれることはありません。

でも、無理矢理借金を抱えさせられ、運び屋にされるとか、オレオレ詐欺の受け子にされるとか、詐欺電話をかけさせられるとか、そういった話も最近聞きますね。

ビッグデータではないですが、詐欺に引っかかりやすい人とか多重債務者とかのリストも裏の社会では出回っているそうです。

騙されやすい人は、何度も騙されるようです。

最近話題の芸人と反社の関係とか、あって当たり前でじゃないかと思いますね。