テレビでの報道を見ていると、多くの人びとを殺傷するのが目的ではなくて、バンコクの治安を乱し、今の政権には治安維持能力が欠けているとアセアン外相会議に来ている国々にアピールするのが目的だったのかも知れません。
昨日見付かった爆発物には、今日の朝爆発するように時限装置が仕掛けられていたそうです。この件では、すでに容疑者が逮捕されているそうで、南部ナラティワット県出身の20代の男2人だそうです。
南部では、イスラム武装勢力による治安部隊などへの襲撃事件が頻発しているので、その関係も否定できないのですが、いつもの誰かさんたちに利用されただけだろうとの見方もあります。
そして、今日実際に爆発が起きたのは、BTSチョンノイシーの駅、チェーンワタナ政府合同庁舎のBビル前、国防事務次官事務所周辺が、たぶん、同一組織の犯行で、怪我人の出たラマ9世通り付近の爆発は、別の犯人ではないかといわれています。
それから、いろいろなところで不審物も見付かっていますが、爆発物ではなかったようです。
下院議長のチュワン元首相の実家付近で見付かった不審物も、爆発物ではなかったようです。
ただ、今朝起きたプラトゥーナームでの4件の連続火災が、もしかしたら、爆発物を仕掛けた犯人一味と同じ可能性もあるようです。
アセアンの会議といえば、2009年の4月にパタヤであった国際会議会場に、タクシン派の赤シャツが乱入して、大混乱を起こした件が有名ですから、多くの人たちが、たぶん、同じ人たちの仕業じゃないかといっているそうです。
私の妄想としては、反政府側の犯行の可能性が高いと思いますし、もしかしたら、新未来党の支持者とかも可能性はあるかもしれません。もしそうなら、タナトーン氏の議員資格は危ないのかも。
騒ぎを起こすのは国益に反すると思うのですが、国益よりも自分たちの利益が重要なんでしょうね。