2019年8月9日金曜日

逃亡者

私の世代ですと、子供の頃にテレビで「逃亡者」を見て、デビッド・ジャンセン演じる医師リチャード・キンブルを執拗に追うジェラード警部にハラハラドキドキしたものでした。

もう少し若い世代ですと、映画の「逃亡者」を見ているんだと思います。映画では、医師リチャード・キンブルをハリソン・フォードが演じ、連邦保安官補ジェラードをトミー・リー・ジョーンズが演じて、さすがでした。

逃亡者と聞くと、何となく無実の人が逃げているというイメージになるのは、テレビドラマや映画の影響もあるのだと思います。

でも、現実としては、罪を犯した人が服役されたくないから逃げるケースの方が多いです。

タイでは、法律を犯して逮捕された人が、逃げるケースが多いです。

保釈金を積んで自由の身になって、そのまま逃げるケースもあります。お金持ちにとっては、保釈金が没収になっても、逃げた方がいいのでしょうね。

政治家も逃げますが、その代表といえば、タクシン元首相とインラック元首相との兄妹です。

お互いに有罪判決を受け、服役されることを拒んでの逃亡です。

未だに政治的な影響力が強く、支持者は、必死になって、タイから追放された可哀想な人たちだという印象操作をしていますが、追放ではなくて逃亡です。

逃亡者でも、堂々と、世界中を飛び回っています。存在をアピールしないと政治家としての価値がないからでしょうね。

タイの外務省は、彼らのパスポートを無効にしていますが、彼らは、お金持ちですから、複数の国から市民権をもらって、その国のパスポートを使い、世界を飛び回っています。

タイ以外の国のパスポートを使っているから、タイ政府も、犯罪者引き渡しなど、何も出来ないようです。

今日のタイの新聞では、インラック元首相が、セルビアの市民権を取ったと報道しています。インラック首相が、セルビアに行ったことがあるのか、セルビアにとって、なんのメリットがあるのかわからないですが、まあ、よくある、いくら以上の投資をしたら市民権を得ることが出来るといった法律を利用したんでしょうね。

セルビアは、二重国籍を認めているそうですから、タイの国籍はそのままキープしているのでしょう。

もしかしたら、今香港で問題になっている、犯罪者引き渡しの法律に絡んで、香港に何度も行く2人だから、万が一のことを考えてのことかもね。

この間から話題になっている、タイ人で京都大学の准教授が、日本で暴漢に寝込みを襲われたとかいっている件でも、このタイ人は、タイの王族を侮辱したと、タイで不敬罪で逮捕されそうになり、日本に逃げていったんですが、その後、タイの外務省が、彼のパスポートを無効にしたために、彼は、日本政府に政治亡命の申請をしたんだそうです。

タイでは、法廷で争うとか、刑務所のなから無罪を訴えるとかは、頭が悪くてダサいと考えるのか、とにかく逃げる人が多いです。

交通事故でも逃げる人が多いです。被害者としては、とんでもないですよね。

准教授は、タイの軍事政権の仕業とか言っているようですが、ネットでは、自作自演じゃないかとか、いや、痴情のもつれではないかとか、いろんな話もあるようです。

タイの政権が、ただでさえ軍事政権だと世界の多くの国から批判されているのにわざわざ、こんな小者に対して、リスクを冒して日本で危害を加える可能性は低いと思いますけどね。

日本には、マスゴミや大学関係などにタクシン派とか、タイの反政府派とか、タイのカルト宗教とかと親しい人たちがかなりいるようです。

戦後の日本でも、朝鮮半島から赤狩りで日本に逃げてきた人たちを共産党とか左翼が助けて、一緒にいろいろな反政府活動をしてきた歴史がありますよね。

今のテレビとか新聞でも、反日のためならエンヤこりゃと、嘘を垂れ流したり、悪意に満ちた報道をするところがあって、驚いちゃいます。

弱者とか困っている人たちに手をさしのべることはいいことでしょうけど、でも、相手が善人とも限りませんし、時には、犯罪者を幇助することが自らを犯罪者にしてしまいます。

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インターネット上の情報によれば,8月10日(土)13時頃から16時頃にかけて,首都バンコクのBTS戦勝記念塔駅(BTS Victory Monument Station)付近において,民主活動家が政治集会を開催するとのことです。

つきましては,在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては,不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めるとともに,可能な限り会場及びその周辺には近づかない等,安全確保に十分注意を払って下さい。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8500,696-3000
FAX:(66-2)207-8511

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