日本では、敗戦の日とか終戦の日とかいわれている日ですが、実は、この日を終戦の日としているのは日本だけなんですよね。
戦勝国が、終戦の日としているのは、日本が、降伏文書に調印した9月2日なんだそうです。
アメリカ合衆国、イギリス、フランス、カナダ、ロシアの連合国が、９月２日だそうです。ただし、当時のロシアは、ソビエト連邦で、中華人民共和国と中華民国と同じく、９月３日が終戦の日なんだそうです。
日本政府が、ポツダム宣言の受諾を連合国各国に通告した日は、８月１４日で、昭和天皇による玉音放送により、日本の降伏が国民に公表された日が、８月１５日です。
日本国との平和条約（サンフランシスコ平和条約）の発効により、国際法上、連合国各国（ソ連等共産主義諸国を除く）と日本の戦争状態が終結した日は、1952年（昭和27年）4月28日となるそうです。
で、今年は、日本と韓国との間にいろいろな問題があって、反日運動なども起きているので、少し、韓国の立場をお勉強です。
日本が、1910年（明治43年）8月29日に「韓国併合ニ関スル条約」によって大韓帝国を併合したわけです。
日本が武力で朝鮮半島を植民地にしたというのは、事実ではないです。
日本は、当時の国際法では合法だとしていましたが、韓国の主張は、この条約は無効だといっています。
そして、１９６５年のいろいろと話題になっている日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約（日韓基本条約）によって「もはや無効であることが確認される」事となっています。
韓国においては「1945年8月15日に朝鮮が日本の植民地統治から脱し自主独立を取り戻した事件」と定義しており、8・15光復とも表記される。韓国政府は、光復を記念するために毎年8月15日を光復節（こうふくせつ）という祝日に定めている。
実際には、自主的な独立運動の結果ではなく、あくまで史実は宗主国日本の戦争敗北によるソ連軍の占領によってもたらされた植民地統治から脱した記念日。
「金日成が抗日革命闘争を勝利へ導くことでもたらされた偉業」と認識している北朝鮮では、「光復」という単語を用いず「祖国解放」と表現している。その為、北朝鮮でも8月15日は祝日になっているが、その名称も「解放記念日としている。
毎年、韓国の人たちや韓国の主張を信じている左翼日本人の中には、８月15に日は、韓国が日本に勝利をした記念すべき日だといった話をする人がいますが、それは、間違いです。
韓国の人たちは、日韓併合の時代に独立運動をした人たちがいたことを主張し、彼らの大韓民国臨時政府が、日本に勝ったというとらえ方をしているようですが、それは、国際的には認められていません。
臨時政府は成立直後から政府としての国民党政府(中華民国)に承認を求めていたが、国民党政府は構成員の能力と資質の不足を理由に承認しなかった。
1941年に太平洋戦争が勃発すると、臨時政府は国民党政府だけではなく連合国に対しても承認を求める動きを活発化させたが、アメリカの承認拒否によって国民党政府による承認も結局行われなかった。
国際的には大韓民国臨時政府は連合国からも枢軸国からも国家承認を受けられなかった。
戦後もすべての連合国が参加した国際連合の原加盟国となることもできなかった。また大韓民国政府の要求にもかかわらずサンフランシスコ講和会議など諸講和会議への参加もできなかった。
韓国の話題で時々出てくる三・一運動というのが、1919年（大正8年）3月1日に日本統治時代の朝鮮で発生した大日本帝国からの独立運動です。
韓国は、こうした独立運動を評価し、現在の大韓民国憲法の前文にも「我々大韓国民は3・1運動で成立した大韓民国臨時政府の法統と…」との記述があるようです。
一方、北朝鮮では、臨時政府を「大衆的基盤がなく、誰からも承認されなかった政府」「親米事大的」「派閥争いと内閣改造劇を絶えず展開した亡命集団」と評されています。南北での見解に差があります。
ですから、8月15日の光復節前後に出てくる話に関しては、うっかりすると、嘘に騙されてしまいますから、注意が必要です。
竹島問題に関してのラスク書簡
当時、合法であろうがなかろうが、日本が朝鮮半島の人たちに迷惑をかけたのは事実ですから、日本は、誠意を持って謝罪し賠償金などを支払ってきたわけで、それが、1965年の日韓基本条約です。
なのに、もらうものだけもらって、近代化に成功したら、昔の話を蒸し返して、政府間の約束を一方的に破っているわけで、本当に、悪質だと思います。
民間への補償や北朝鮮への補償も含まれているわけですからね。てか、韓国が朝鮮半島における唯一の政権だと日本は考えています。
祖国統一はわかりますが、北朝鮮に呑み込まれて、社会主義国になることを韓国の人たちが望んでいるのかなあ？
日本が、同じように併合していた台湾の人たちは、日本を批判するにしても、非常に冷静で、日本統治時代はよかったと、いいことも認めています。
そのへんの差は、やはり、民族性や民度といわざるをえないかもね。
