タイの若者たちに絶大な支持をされているタイの新未来党ですが、ここに来て、暗雲が立ちこめてきました。
ナコンパトムというバンコクの西に位置する県での欠員が出ての補欠選挙が行われました。
新未来党の当選議員が体調不良で辞職したわけで、新未来党としては、なんとしてでも勝利して、この選挙を政府を倒すためのドミノのはじめとすると宣言していました。
タナトーン党首をはじめ、党の知恵袋のピヤブットや広報のパンニカなどが、しばしば現地を訪れて候補者の応援をしてきました。
しかし、残念なことに、新未来党の候補者は、当選できませんでした。
このところ、党内にも、いろいろな不安があって、下院でも予算案に対する投票でも、棄権したり、政府側に投票する人も出て、一部からは、党が割れるのではないかといわれています。
世界中で、社会主義者たちが、差別とか人権とか言っているわけですが、実は、そんな人たちが、私生活では差別主義者だったり、他人の人権を無視したりすることはよくあることです。
新未来党も、今の権力は軍の独裁で民主主義ではないと批判し続けてきていますが、実は、新未来党の執行部は、タナトーン党首、党の知恵袋のピヤブットや広報のパンニカなどが、党員の意見を聞くことなく、物事を非民主的に決定しているとの批判も受けています。
そして、タナトーンの披選挙資格の裁判も、有罪判決が下ると言っている人たちも少なくないし、新未来党自体にも、解党命令が出る可能性があるといわれています。
タクシン派の常套手段で、きな臭くなってくると、次の新しい受け皿政党を準備するわけで、すでに新しい政党の登記は済ませているようです。
今まではオレンジカラーでしたが、今度は緑色の三角形がシンボルのようです。
ナコンパトムの補欠選挙が、新未来党崩壊のドミノのはじめにならないといいのですが・・・・