2019年のノーベル化学賞を旭化成の吉野彰さんがめでたく受賞されたわけですが、リチウムイオン電池のマイナス極に炭素系繊維素材を使うことを思いついたのだそうです。
プラス極の方は、コバルト酸リチウムを電極に使う方法が、アメリカ人のジョン・B・グッドイナフ(John Bannister Goodenough)教授によって発見され、彼も同時にノーベル化学賞を受賞しました。
グッドイナフって苗字かっこいいよね。「満足するほどにいい」
もう1人の受賞者は、イギリス出身のスタンリー・ウィッティンガム(Stanley Whittingham)教授だそうです。
リチウムイオン電池は、現在の生活にはなくてはならないもので、とにかく、小型で軽量、そして、何度も充電でき、長時間使用が出来るといった優れものです。
スマホやタブレットなどから、電気自動車にも使われているわけで、これからも、ますます注目されている分野です。
昔の携帯電話は、車のバッテリーくらいの大きさと重さで、持ち運びも大変でしたが、今のスマホは、とにかく小さくて軽いです。
健康バンドなどは、もっと軽いですし、1度の充電で1ヶ月近く使えるものまであります。
これからは、紙のように薄いモノとか、折り曲げたり、丸めたり出来るものも出てくるでしょう。
吉野彰さんは、インタビューで、研究者に必要なものは、柔軟な考えと、ひとつのことにこだわる頑固さが必要だといっていました。まさに「柔と剛」ですね。
日本は、これからも基礎研究に力を入れて、世界の誇れる研究者を多く育てて欲しいですね。
本当におめでたい話題です。