2019年11月2日土曜日

ラグビーワールドカップ

テレビで試合を見ましたが、前半は、決勝らしく、力の拮抗するいい試合でした。

後半になって、フィジカルに勝り、適材適所の選手が、粘り強く守り、チャンスがあれば攻撃する南アフリカに分がありました。

日本に外国人や帰化選手が多いと批判する人もいましたが、アメリカでもヨーロッパでも、いろいろな国の人たちが、いろいろな競技で活躍しています。

今回優勝した南アフリカは、ものすごい人種差別のあった国で、今でも差別はあると思いますが、ラグビーチームの主将は黒人で、彼は、国にはいろいろな問題があるけど、このチームは国のためにひとつにまとまったいいチームだとインタビューで言っていました。

いろいろな問題があっても、国歌をみんなで歌い、国で応援している人たちのために全力で戦いました。

優勝が決まったあとでも、やっぱり、黒人の選手たちは、集まっていましたね。もちろん、喜びの抱擁とかは白人ともしていましたが。

日本だと、すぐに揚げ足をとる人たちがいて、君が代は国歌なんかじゃないとか、日の丸に頭を下げたりしないとか、バカげたことを言う人たちもいますが、イギリス国歌の歌詞を知らないんでしょうね。

1.
God save our gracious Queen,
Long live our noble Queen,
God save the Queen:
Send her victorious,
Happy and glorious,
Long to reign over us;
God save the Queen.

神よ我らが慈悲深き
女王陛下を守りたまえ
我等が高貴なる女王陛下の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ
勝利・幸福そして栄光を捧げよ
御代の永らえんことを
神よ我らが女王陛下を守りたまえ

2.
O Lord our God arise,
Scatter her enemies,
And make them fall:
Confound their knavish tricks,
On thee our hopes we fix:
God save us all.

おお主よ、我等が神は立ち上がり
敵を蹴散らし、潰走させ、
姑息な罠をも打ち破りたもうた
我等の望みは汝にあり
神よ我らを守りたまえ

こんな感じですよ。

フランスの国歌もすごいです。

行こう 祖国の子供たちよ
栄光の日が来た!
私たちに対して 暴政の
血まみれの旗が上がった
血まみれの旗が上がった

聞こえるか 戦場の
残酷な軍人のうなりが?
彼らは私たちの腕の中まで来て
私たちの息子や妻の 喉を掻き切って殺す!

紳士のスポーツとかいろいろとかっこつけていますが、メダルの授与のあと、イングランドの選手たちは、メダルをクビから外している選手が目立ちましたね。明らかに2番じゃダメだという感じでした。

日本代表のHCをしていたエディー・ジョーンズは、完全にふてくされているようで、メダルをもらってもすぐにポケットにしまって、両手をズボンのポケットに入れたまま歩き去っていました。かなり無礼な態度だったと思います。

メダル授与の壇上には、秋篠宮殿下と安倍首相がいたんですからね。

イギリスは、紳士の国なんかじゃないです。世界中に植民地をもって、搾取しまくった国ですし、中国にアヘンを売って中毒患者を増やし、中国が麻薬を取り締まったら、戦争を仕掛けたんですからね。

国内に対立するグループを作って、内乱を起こし、武器を売るのも得意ワザです。