このところタイでニュースに登場するのは、28才のタイ人女性・Mae Maneeの話題です。
すでに国外に逃亡したかと思っていましたが、タイ国内で逮捕されています。
タイでは、数年ごとに繰り返される投資詐欺がありますが、まあ、いわゆるネズミ講ですね。
英語では、ポンジ・スキーム(Ponzi scheme)といわれるそうです。
「出資してもらった資金を運用し、その利益を出資者に(配当金などとして)還元する」などと謳っておきながら、謳っていることとは異なって実際には資金運用を行わず、後から参加させる別の出資者から新たに集めたお金を(やはり運用せず)以前からの出資者に“配当金”などと偽って渡すことで、あたかも資金運用が行われ利益が生まれてそれが配当されているかのように装うもののこと。
投資詐欺の一種に分類され、日本語で「自転車操業」と呼ぶような状態に陥り、最終的には破綻する。
こういった詐欺には、王族の隠し財産の運用とか、オイルマネーの運用とか、いろいろなパターンがあるそうですが、今回のは、なんでも、金の投資で大儲けをしたメー・マニーさんが、金ぴかの金行の前で微笑む写真を載っけて、私に投資すれば、なんと93%の儲けをお返ししますとSNSで拡散したんだそうです。
当然、最初は、投資した金額への利益もしっかり入金されるわけで、それで信用した人たちが、どんどん増えていって、投資金額も増えるパターンです。
メー・マニーさんの彼氏は、20才のMetee Chinpaクンだそうで、詐欺をする女性は、やはり若い男性がお好きなようです。
約3,000人から、約30億円をだまし取ったんだそうです。
何度も何度もテレビでニュースになっても、被害者は出てきますね。
儲け話など、自分の所に回ってくるわけないです。本当に美味しい話は、儲けている人たちは、他人に教えたりしません。
儲かる話は、その話をもってきた人たちが、儲かる話で、その話を聞いてお金を出す人は、ほとんど大損します。時には、刑務所に入れられてしまいます。
タイの場合、街中にアヤシイ高利貸しがいるわけですが、普通の金利で10日で1割、ひどいところだと10日で4割とかもあるそうです。
もちろん、金額が大きい場合には、月に3分とか5分もあるようです。
月に1分でも、年利なら12%ですから、すごい金利だとわかると思います。
借金をするのは、お金に困っている人ですから、そんな高金利でお金を借りて、返せるわけもないわけですから、何かいい儲け話はないものかと普段からアンテナを立てて探している人たちも多いです。
欲をかくと、アヤシい人たちのカモとなります。
犯罪に走る人もいますし、こうした詐欺に引っかかる人たちもいます。
本当かどうかはわからないけど、テレビに出てくる被害者は、みんなお金持ちで、2000万円騙されたとか、300万円騙されたとか、すごいです。
タイには、金持ちがいっぱいいます。みんな土地成金なのかな?
最近、景気がよくないという話をよく聞きます。不景気になると、男は、銀行強盗に走り、オンナは風俗街に走るといわれています。犯罪も増えているようです。
若者たちも荒れていて、暴力沙汰もよくニュースになります。
皆さん気をつけてくださいね。