毎週、いろいろな意味で楽しませてもらっている関口さんの「サンデーモーニング」ですが、今週の「風をよむ」では、最近の小中学生の家出と、それを受け入れる人たちの話題でした。
「サンデーモーニング」のコメンテーターたちは、お年寄りが多いので、こうした話題だと、どうしてもピンぼけな発言も目立ちます。
家出する小中学生というのは、昔からいたわけで、別に、今だからといったことではないわけです。
スマホがあるから家出したわけではなく、家出したくて、家出するためにスマホを使ったわけです。
まず、家出したい理由があるはずです。
学校に行きたくない。学校でイジメられている。学校の勉強がおもしろくない。先生が嫌いだ。などなど。
家にいたくない。親がうるさい。親が暴力を振るう。親がかまってくれない。などなど。
こうした家出したい理由がわからないまま、家出から連れ戻しても、なんの解決もされません。
この辺についてコメントしたのは、安田奈津紀さんだけでした。
家出が出来なくなれば、引きこもったり、最悪自殺する子も出るかも知れません。
日本の家族制度が崩壊しはじめていて、子供にしわ寄せが来ている部分もあるわけです。
親の都合で共働きだったり、離婚したり、DVがあったり、貧しかったり、兄弟がいなくて寂しかったり。などなど。
子供に居心地のいい家があれば、家出をしたいとは思わないでしょうね。居心地が悪いから、家出を考えるのだと思います。
私の時代ですと、食事中はテレビを見るなとか、NHK以外は見るなとか、9時までしか見てはいけないとか、子供とテレビの問題はあったわけです。
スマホも同じで、食事中は、家族全員がスマホを使わないで、その日あったことを話すとか、9時になったら、朝まで没収とか、SNSは、親がチェックするとか、親に出来ることもあるわけです。
SNSの危険性をいうのであればLINEの危険性を教えた方がいいかもね。
スマホには、GPSアプリを入れておくことも必要ですね。電源を切られたらダメであっても、電源が入っていれば、居所がわかります。
子供用には、スマホの電源が切れても、GPSは追跡できるようにしておくことも大切ですね。
家出を考えないことが一番ですが、家出を考えた場合、どこに行けばいいのかも、学校で、教えた方がいいでしょうね。
今回ニュースになった人たちが、子供たちに危害を加えていたのかとか、性的な部分がはっきりしませんが、純粋な「あしながおじさん」であったかもしれないわけで、そうした善意の人たちを逮捕して罰することはいかがなモノかと思いますね。
法律は法律ではあるけど、ケースバイケースで裁くための裁判官や検察だと思います。
最近は、子供にあいさつをしたり、怪我をしていたり、倒れている女の子に話しかけても不審者扱いされたり、変な世の中なわけです。
もちろん、事故が起きる前に防げることは防ぐという姿勢もいいですが、なんか、やり過ぎのような気がしますね。