今のところ、もしかしたら、新未来党に解党命令が下る可能性もあるかもとかいっている評論家もいるようですが、現実的には、党の幹部たち16名に被選挙権の停止5年間の決定が出る可能性の方が強いようです。
新未来党は、最悪のケースの解党を想定して、受け皿の新しい政党をすでに登記済だそうで、もしも解党になった場合には、現在いる80名の下院議員のうちの60名は新しいところに移動するだろうとのことです。
20名に関しては、たぶん、他の党に行くかもしれないとの見方のようです。
タイの下院は、連立与党と連立野党との差がほとんどないので、常に、タイ語でコブラと言われる、裏切り者が話題になります。
お金をもらって与党側の政策に投票する議員がいるそうです。
いずれにしても、党の幹部たちに5年間の被選挙権の停止命令が下ったら、次の選挙には出られないわけですし、議会から街頭へといった戦略の可能性がますます強まるかも知れません。
とにかく、選管の意見書をもとに憲法裁判所で最終的な決定が出るようです。
新未来党は、若い世代に支持されているので、その路線を拡大するために、徴兵制反対を若者たちに訴えています。
軍部は、志願制では、必要な人材が集まらない可能性があるし、万が一の場合に急遽集めても、兵士として行動が出来るようになるまでには1年以上の訓練が必要で、戦闘が始まったら、非常に危険だといっています。
最近では、新未来党は、支持者を通して高校生にも徴兵制反対のパンフレットを配ったりしているそうです。
高校生にとっては、ロードーと言われる軍事教練に参加する人もいるので、この問題には、興味があるようです。
ネットに、タナトーンは、実は徴兵逃れをしているのではとの投稿があったそうで、タナトーンがすぐに、そんなことはなくて、ちゃんと審査会場にいって徴兵免除の黒紙をもらっているとコメントを出しました。
軍が過去の記録を調べたところ、間違いなく、タナトーンは兵役免除になっているそうで、それは、最初の年は、海外留学のため免除になり、翌年は、志願兵が多くて、徴兵を募集していない地区で審査を受けたから免除になったとのことです。
これから、そういった手も増えそうですね。
若い世代に支持を広げ、選挙で勝てないときには、街頭に彼らを引っ張り出そうとしているのかも知れません。そんなことはやめて欲しいです。
香港や韓国のデモや集会は、ほとんどが大学生や若者たちで、中には高校生も混じっているわけで、これからの政治闘争のトレンドは、高校生のようです。
その点、日本は、デモや集会には高齢者が目立つようです。
日本人は、他の国の人たちに比べて、カッカしないし、労働運動や学生運動も街頭闘争など、もう60年くらい見なくなっています。
すぐにキレるのは、高齢者に多いといった見方もあるそうです。
日本の左翼は、日本の若者たちも、香港などを見習って、もっと政治に興味を持って欲しいとかいっていますが、あんな暴力闘争から学ぶモノなどありません。
日本は、平和な民主国家です。