テレビニュースによれば、昨日新未来党のタナトーンが呼びかけた集会に若者たち数千人が集まったそうです。
どこの発表かわからないけど、実際には千人以上が集まったという感じなんでしょうね。
これは、まだはじまりで、本番はこれからだと、来月は、もっと集めるようなことを言ったらしいです。
自分が下院議員を辞めさせられた件も、もしかすると新未来党に解党命令が下るかも知れないという件も、見る人が見れば、それはタナトーンや新未来党が法律違反をしたからで、それを独裁者の陰謀だとか、かなり無理があるわけです。
だから、最終的には、昔ながらの、民主主義の敵である軍を許さないとか、徴兵制はやめろとか、現政権のプラユット首相は辞めろとか、そういった主張しかないようです。
まあ、かなり怪しい部分はあるけれど、一応建て前として、民主的な選挙で選ばれた議員たちによって選ばれた与党とその与党が選んだ首相なわけで、それを独裁者だとか、民主的ではないというのも、これまた、ちょっと無理がありそうです。
本当の独裁者なら、選管による決定を憲法裁判所にかけて、その結果で下院議員を辞めさせるとか、新未来党に解党命令を出すとかしないでしょう。
昨日のような集会もできるし、嘘を言って政府を攻撃しても逮捕されません。
そして、タナトーンの声は、スピーカーに乗りにくくて、聞き取りにくい声ですね。これは、アジテーターとしては、失格だと思います。
ピヤブットの方が、声が通りやすくて聞き取りやすかったです。
バンコク以外でも集会があったそうで、コンケーンでは、10数人が集まったそうですし、チェンマイでは100名くらいが集まったそうです。
とりあえず、タイは、平和な新年を迎えられそうで、一安心です。