2020年1月10日金曜日

タイで強盗殺人事件

昨夜から、タイのテレビやネットで話題になっているのが、タイ中部ロッブリーにある商業施設内の金行で起きた強盗殺人事件です。

ロッブリーは、バンコクの北約150キロほどにあり、観光地としては、ひまわり畑と、街中に溢れるお猿さんたちで有名です。

市内にはクメール様式の遺跡もあります。

また、ロッブリーは、タイの空軍基地があることでも有名です。

昨夜8時44頃、目出し帽をかぶった男が、近郊に向かいながら近くにいた子供などに発砲し、金行のカウンターで商品を見ていた客たちにも発砲、カウンター内の店員の女性店員にも発砲し、多くの人を殺傷しました。

そして、店内にあったゴールド製品約50万バーツを奪って、止めていたヤマハのバイクに乗って逃走しました。

消音器をつけた9mm弾の拳銃で少なくとも7発以上発砲したそうです。

今のところ、死者3名、重軽傷者が少なくとも4名だそうです。

中には、母親と手をつないで歩いていただけの2才の男の子も亡くなっているわけで、多くの人が早く捕まえて、死刑にして欲しいといっているそうです。

今日の報道では、警備員に向けて発砲した銃弾が床に跳ね返って、子供に命中して命を奪ったとのこと。

昨夜は、監視カメラの映像で、拳銃を撃っている姿や被害者が倒れる様子などもいっぱい流れていましたが、今日は、当局の要請か、そうした残忍な映像は見る事が出来なくなっているようです。

しかし、犯人は、ゴールドを盗むことがだけが目的ではなく、人を殺すことを楽しんでいるかのように、慌てることもなく、正確に狙った相手の上半身’に命中させています。

元軍人とか元警察官とか、相当に訓練された可能性が高いと思います。

今、逮捕につながる情報提供者に10万バーツの賞金が出ているそうです。

1991年のロッブリー