今日1月21日は、憲法裁判所が、新未来党を解党するかどうかの決定を下す日で、多くの人たちが、たぶん、解党命令が下るのではないかと予想していたのですが、予想は外れ、解党命令は出ませんでした。
13:00から新未来党のピヤブット書記長とタナトーン党首が記者会見を行い、党は、これからも立憲君主下の議会を中心にタイの問題解決のためにがんばって行くと話しました。
今日の訴えは、新未来党が、立憲君主制の転覆を企てているかどうかがポイントでした。結果は、新未来党は、立憲君主制の転覆を企ててはいないということでした。
いろいろと企てていたような証拠もあると思うのですが、何らかの裏取引とか、交渉があったのかな?
まだ、新未来党には、20を超える裁判が待っているし、これからの動き次第では、厳しい追及もあるかもしれません。
メディアも、この結果には、なんか期待外れという感じで、しらけているようですし、新未来党のご本人たちも、なんか、大喜びもしないし、反応が不自然だったような気もします。
タイのメディアにとってのもっと大きな話題は、元3チャンネルの人気アンカーであったSorrayuth氏が、懲役6年と24ヶ月の実刑判決を受け、そのまま服役したことでした。
彼は、自分の番組に絡む裏金や公金横領で訴えられていました。
彼がタクシン派に近い人物であることも裁判の結果に関係あったのかな?
日本のメディアは、タクシン派バンザイが多いですから、今回の新未来党に対しての決定を民主主義は守られたとか、喜んでいるようですが、そんな単純ではないと思うけどなあ。
軍事政権が民主的でないのは事実ですが、タクシン派も民主的ではないと思います。
ゴーンと同じで、みんな司法が信用できないとかいいながら、海外に逃亡して、王侯貴族のような暮らしをしています。
そのくせして、先日もインラック元首相など、ニセのフェースブックで私の侮辱している人を訴えてやると言ったようですが、どこの司法に訴えるのか興味があります。
だいたい、こういった狡い人たちはダブルスタンダードで、実に自分勝手に見えます。
日本の野党や反日の人たちによく似ています。