昨日から、新型コロナウィルスの話が消えてしまうほど、タイでは大騒ぎとなった東北タイの大都市ナコーンラーチャシマ(コーラート)での銃の乱射事件ですが、今朝タイ時間の9時ごろ、犯人が射殺されました。
報道によると、明るくなるのを待って、犯人が立てこもる商業施設ターミナル21内に10機といわれるドローンを飛ばして、犯人のいる位置を特定し、作戦を決行したようです。
犯人がいたのはLG階で、スーパーマーケットのある地階とのことです。
人質を取っているとのこと、爆発物を持っているとのことで、作戦遂行にはかなり慎重だったようです。
犯人の一瞬の隙をついて、一斉射撃をして、反撃のチャンスを与えなかったようです。ものすごい銃撃のビデオクリップが出ています。
想像ですが、蜂の巣状態だったのではないかと思います。
昨夜から、1人でも多くの市民を施設の中から退避させる作戦が行われて、それも効果があったようです。
犯人は、軍の中でも射撃の腕がすごかったようで、射撃の練習の映像も出ています。
そして、フェースブックでは、ロッブリで起きたゴールドショップ強盗殺人事件の犯人をフォローしていたようです。
想像ですが、人を撃ってみたいといった異常な心理の持ち主なのかも。
でも、事件の引き金になったといわれる不動産取引に関しての口論ですが、相手は、上官の大佐ではなく大佐の母親だという話もあるようです。
まず大佐の母親を撃ったあと大佐を撃ったようです。
この辺の詳細はたぶん出てこないでしょうけど、興味あります。
多くの犠牲者を出し、警察官や軍人だけでなく、学生や一般市民も犠牲になっています。何が目的で殺したのか、本当に理解できません。
犠牲者たちのご冥福を祈るだけです。
これからですが、今回のような軍人による事件だと、反政府側の人たちが、政府や軍の責任を追及するでしょうね。
特に新未来党としては、解党の可能性もあるし、幹部の公民権の停止の可能性もあるから、必死に批判するのではないかと思います。
ただ、新コロナウィルスのリスクもあるから、この時期の反政府集会は開きにくいかも。
となると、ネットでのフェークニュースを含めた集中攻撃ではないかと思います。
今は、与党も野党も力を合わせて、国民を新型肺炎から守ることが重要だと思います。