2020年5月3日日曜日

わかっていること

どんな戦略であっても、最終的には、集団免疫を獲得するまで感染は収まらない。

効果的なワクチンが出来れば、多くの感染者が出なくても、集団免疫獲得は可能かもしれない。

もしも、すでに、抗体を持っているなど、感染しにくい人が大勢いるのであれば、感染する人が、60%以下でも、集団免疫獲得は出来るかもしれない。

重症化しやすいのは、高齢者と免疫力の落ちている人たち。

子供は感染しても、ほとんどが無症状だし、まず死なない。

若い世代も感染しても無症状か軽症であることが多い。

経済のことを考えれば、都市封鎖をしない方がいいとわかっているが、もし都市封鎖をしないで、集団感染が増え、医療崩壊が起き、高齢者の犠牲者が増えると、政府への批判が強まる。

スウェーデン方式は、スウェーデン独自の死生観があって成り立つモノで、他の国では成り立たない。

高齢者の医療に関しても、延命はしないと考える人が多いし、高齢者が、社会保障の負担を大きくしていると考える人もいる。

特にアジアでは、老人や年上に対する尊敬の念があり、敬老精神があるので、高齢者が、どんどん亡くなっていくような政策は批難される可能性が高い。

しかし、重傷者や死亡する人を最小にする戦略であれば、都市封鎖を長期間行う必要や、海外との人の行き来を禁止せざるを得ず、経済活動は、止まったままで、失業やや倒産する企業も激増し、自殺者も増える。

だから、その兼ね合いで、封鎖をしたり、解放したりしながら、時間をかけて、やっていくしかなく、それも、経済を疲弊させる可能性が高い。

世界大恐慌が来ることも考えておいた方がいいかもね。

最終的には、日本人の死生観が問われるときが来るような気がします。

新型コロナウィルスは、現代の姥捨て山になるのかな?