2020年6月5日金曜日

ジョージ・フロイドの死について

ジョージ・フロイド(George Floyd)は、2020年5月25日にミネアポリス近郊で警察官に殺害されたアフリカ系アメリカ人の黒人男性ですが、アメリカでは、多くの州で、この死に抗議する運動が広がり、中には暴動や略奪までが起きています。

ヨーロッパでも抗議運動は起きているようです。

この事件では、白人警察官による差別的な扱いで命を落とした黒人というとらえ方をしている人が多いと思いますが、いろいろな情報もあるわけで、問題は複雑です。

まず、死因に関しても、警察官が膝で頸部を押さえつけたことによる窒息死というニュースが広まったわけですが、検死の結果は、そうではないというものもあるようです。

・新型コロナ陽性
・既往症として重度の多巣性動脈硬化性心疾患と高血圧性心疾患
・直接生命に関わる外傷は無し
・麻薬指定である強オピオイド・フェンタニルとメタンフェタミン(覚醒剤)が、血中より検出

麻薬常習犯で前科6犯だという情報もあるようです。

徐々にもっと詳しくて正しい情報も出てくるでしょうから、取りあえずは、いろいろな情報があるということだけ知っておく程度でしょうね。

そもそもの事件の発端は、容疑者が、20ドルの偽ドル紙幣を使った容疑です。

店からの通報で警察官が駆けつけて、容疑者を確保したわけですが、いろいろな映像証拠も残っているし、警察官の過剰な押さえつけがあったことに間違いは無いと思います。

この間の、渋谷警察署に対するクルド人の抗議でもありましたが、警察官が拘束するには、理由があるわけで、容疑者の側に都合のいい映像や言い分だけが正しいとは限りません。

警察官をはめようとする過激なアンティファのような人たちもいるわけです。

法治国家アメリカですから、過剰な行為があった容疑の警察官には、第3級殺人罪からさらに重い第2級殺人罪に切り替え、保釈金を50万ドルから100万ドルに引き上げたそうです。

このすでに懲戒免職された警察官デレク・ショーヴィン容疑者ですが、奥さんは、ラオス生まれのモン族で幼いときに米国に渡ってきたアジア系アメリカ人だそうです。

ですから、容疑者が、ひどい人種差別主義者でもないような気もします。

奥さんは、事件後、すぐに弁護士と相談して離婚手続きをはじめているそうです。

全米で有名になってしまった容疑者の苗字を使うことに抵抗があるようです。

この事件に便乗して過激な抗議をする人たち、特に暴動や略奪をする人びとは許されません。

そうした人たちの裏にはアンティファといわれる左翼や中国がいると噂されていますが、日本でも、何かといえば差別問題にすり替えて抗議をする人たちも同じ手法ではないかと思いますね。

差別は差別ですが、犯罪は犯罪ですし、違法行為は違法行為ですよね。

右でも左でも、過激な行動はいけません。平和が一番。