今は平和で、日本人の間で観光地としてもベトナム料理でも人気のベトナムですが、1955年11月 - 1975年4月30日にかけて、南と北とで激しい戦争をしていました。
アメリカなど連合国に支持された南ベトナムと、中国やソビエトに支持された北ベトナムでしたが、最終的には、北が南に勝利しています。
有名な話ですが、中国が唯一恐れてきたのがベトナムだそうです。中国の本音としては日本も恐れているようですが、口が裂けてもそれは言わないでしょうね。
いろいろな映画にもなっていますが、高温多湿のジャングルの中、アメリカも多くの犠牲者を出しましたが、戦後、ベトナムを訪れた人たちは、ベトコン(ベトナム民族解放戦線)の兵士たちが作った地下壕とその連絡通路を見て、こりゃあ、米国は勝てるわけがないと思ったそうです。
とにかく蟻の巣のような狭いところが延々と続いているわけで、よほどの体力と気力がない限り、活動できるような環境ではないそうです。
ベトナム戦争には、連合国側に、タイとか韓国も参戦していますが、韓国軍がベトナムでやった残虐な行為は、今もライダイハンとして知る人ぞ知る韓国の黒歴史の一つです。
戦争は悲惨ですから、戦争反対を叫ぶ人も多く、反戦歌も生まれます。
ジョーン・バエズの「We Shall Overcome」が有名でしたが、今では、反戦歌と言えば、ジョンレノンの「Give Peace a Chance」かもね。
ジョンレノンと言えば、「Happy Xmas (War Is Over)」
こんなのを見て、昔のことを思い出しました。
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まだベトナム戦争が終わっていない頃、日本でも反戦運動や学生運動はあったわけですが、そんな中、「頭脳警察」はかなり過激な歌を歌っていました。
わたしが、頭脳警察を見たのは、アメリカの女優ジェーンフォンダが、ドナルド・サザーランドなどと作った反戦ミュージカル劇団が日本に来て、千駄ヶ谷の東京体育館で公演したときに、前座を務めていたのが頭脳警察で、まあ、そのパフォーマンスと歌詞に驚きました。
劇団名が{FTA}でしたが、Fuck The Armyの略だそうです。反戦集団で、ジェーンフォンダは、北ベトナムのヘルメットを被ったりして、アメリカの保守派からは、メチャクチャに批判されたそうです。
今はアメリカのBLM運動などはかなり過激ですが、当時は、フラワーチャイルドに代表されるヒッピーたちのもっと平和な集会やデモが多かったような気がします。
当時は、一人の若者が兵士の銃口に一輪の花を刺した写真が大きな話題となりました。
世界中で彼を真似る人たちもでました。
今日は、警官隊に対して、一人の全裸の女性が、座って股間を全開している写真がネットに流れていましたが、あんまり感動的ではなかったです。
時代はサーカスの象にのって 頭脳警察
それにしても、いつまで経っても、人間は争いが絶えませんね。