日本の家庭にテレビが普及し始める頃、子供たちが興奮したテレビ番組がいっぱい誕生しました。
当時も今も原作は漫画というのも多かったです。
「月光仮面」は1958年(昭和33年)2月24日から1959年(昭和34年)7月5日までテレビで放映されたそうです。
「少年ジェット」は1959年3月4日 から1960年9月28日
「まぼろし探偵」は1959年4月1日 から1960年3月27日まで
「快傑ハリマオ」は1960年4月5日 から1961年6月27日
「ナショナルキッド」は1960年8月4日 から1961年4月27日まで
「少年探偵団」は1960年11月3日 から1963年9月26日
子供向けの番組の中で、「快傑ハリマオ」は、他の番組に比べると、ホンモノっぽかったような記憶があります。
それもそのはずで、実在の人物から脚色されたフィクションで、太平洋戦争直前の東南アジアやモンゴルを舞台に、正義の日本人男性・ハリマオが、東南アジアを支配する某国の軍事機関、彼らと結託する死の商人や秘密結社、スパイ団と戦う冒険活劇なんですね。
某国というのはイギリスのことです。イギリスは、アジアでアヘン貿易などをして儲けていました。
太平洋戦争直前、マレー半島に大日本帝国陸軍に協力した義賊「マレーの虎」「ハリマオ」こと谷豊という人物がいた。「ハリマオ」とは、マレー語で虎のことです。
大陸浪人といえば、現代のスパイのような人たちや海外で一山当てようと夢見た人、日本から逃げだした人など、今も昔も、あんまり変わらないような気もします。
「快傑ハリマオ」の主題歌もなつかしいです。
マレー半島のイスラム教徒には、現在もハリマオという名前の人もいるそうです。