2020年8月13日木曜日

Richard Barrowさんのビザ問題

タイに限った事ではなく、日本人が海外に行ったり滞在するときに、必ず必要になってくるのがビザです。

観光の場合には一定期間の滞在であればビザ免除の国もあります。

でも、決められた期間を過ぎての滞在には滞在ビザが必要で、有効なビザを持たないで滞在していれば、不法滞在となって、罰金を取られたり、国外追放になったりします。

タイで暮らしている日本人なら、ネットを見ている日本人なら、一度は目にしたことのある人物にRichard Barrowさんがいるのではないかと思います。

彼は、1998年からいろいろな形で情報を伝えてきています。

彼のツイッターやブログは、タイの観光やビザ情報、そして政治・経済のことなど、いろいろな情報を教えてくれています。

赤シャツや黄色シャツの動乱の時も、情報を流してくれていました。

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今年は、もちろん新型コロナの情報です。

彼の情報は、欧米人やアジア人をはじめ、多くの人に感謝されています。とにかくものすごい量の情報です。

彼はイギリス人だそうで、ちょうど父親が亡くなり、遺産や家の整理とかいろいろとあって、新型コロナで、タイへの入国が難しい時期に、自分のタイ帰国までの体験なども教えてくれていました。

今までのいろいろな貢献をイギリス大使館も評価して、大使から彼に感謝が伝えられたそうです。

そんなリチャードさんですが、彼は、バンコクの南にあるサムットプラカーンにある学校で教師をしているようですが、今日のツイッターで、こんなショッキングなことを書き込みました。

Bangkok Immigration came to inspect my workplace. They were here for 3 hours. Looks like they will not extend my “visa”. They said I most likely will have to leave the country. Nothing to do with anything else. They will give me a final verdict next week. Not looking good

イミグレーションの職員が職場の視察に来た。 彼らは3時間滞在していた。 彼らは私の′′ビザ′′を延長しないようだった。 彼らは私にたぶん国を離れる必要があると言った.。どうしようもないようだ。彼らは来週私に最終判決を与えるようだ。よくない感じだ。

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外国人は、滞在許可をもらって滞在しているわけで、出ていってくださいと言われたら、抗議は出来ても、最終的な決断はその国が決めるわけで、出国せよと命令されたら出国するしかないわけです。

 日本人は、日本にいる外国人たちがごねればなんとかなる的な態度を見ているから、外国でも、なんとかなるだろうと思っている人もいるかもしれませんが、基本、なんともなりません。

政府高官などによほどのコネがない限り、無理だと思います。

今、タイは、お猿さんに強制的にココナッツを取らせていると人権団体から抗議を受けて、イギリスやオランダや米国でタイのココナッツ製品不買運動が起きていたり、EUの外交官が、反政府運動の側に付いていたり、タイ政府も神経質になっています。

リチャードさんは、わたしが見てきた限り、そんなに政治的なコメントが多いブロガーではないと思うけど、今年になって、ちょっと、パタヤのゴミ問題に関してブログで写真を載せて、タイのお役人から目をつけられたような気もします。

お猿さんの件も書いていたし、タイの入場料の二重価格に関しても書いていました。タイでは、多くの観光地で、タイ人価格と外国人価格がありますが、暗黙の了解で、みんな黙認というか、抗議をする人は少なかったです。

長くタイで暮らしていると、どうしても、政治に関しても大意がなくても触れてしまうこともあるわけで、我々も、気をつけた方がいいと再認識です。

リチャードさんには、支持者も多いですし、今までの貢献もあるから、タイ人の人脈も豊富なようで、これから大逆転がないとも限りませんが、とにかく、希望は、なんとかタイに滞在を続けて欲しい人です。

海外で暮らすということは、自分の祖国で暮らすのとは違いますから、細心の注意も必要です。