その次には、米中貿易戦争もあるし、BLM運動もあります。
アメリカの警察官によるジョージ・フロイド殺害事件が、過剰な拘束からの窒息死だったと非難されて、大きな抗議運動が世界中に広がっていきました。
最近は、少し静かになりつつありますが、アメリカなど、人種差別のあるところでは、いつでも、問題再燃の可能性があります。
アメリカの場合には、同じアメリカ人でもいろいろな人種や民族が暮らしているわけで、大きな差別問題は、白人対黒人ともいえるのではないかと思います。
それに対して、日本などの場合には、人種というよりも国籍とか民族による差別問題が多いですね。
日本でも、黒人差別に関しては、なかなかうるさくなっているわけで、私の子供の頃は、「ダッコちゃん」とか大人気でしたが、1988年に製造中止となっています。
他にも、カルピスのトレードマークも昔は黒人でしたが、1990年にトレードマークを変更しています。
日本の商標には、他にもこんなものがあるそうです。
こういった動きは、アメリカから世界へと広まっていったわけですが、最初は、Black Powerとか(Black is beautiful) とか黒人の方が優れているという主張が強かったように思います。
スポーツの世界や音楽の世界などで、黒人が素晴らしい才能を見せた時代でもあったわけで、多くの人たちが、黒人の素晴らしさを認め始めた時代でした。
それが、共産主義者など左翼の差別問題と結びついて、少しおかしな方向に進み始めているような気もします。
差別問題を反体制や反政府運動に利用する人たちがいるわけです。
人間は生まれながらに個性があるわけで、いろいろな能力にも違いがあるわけですが、そうした能力の差を認めないといった思想もあるわけです。
性差も認めないとか、婚姻制度もおかしいとか、細かなところまで差別だと言い始めているわけです。
違いがあるのは事実で、違いを認め合う方向の方がいいと思いますけど、まあ、人の考えはそれぞれです。
運動が得意な人、音楽が得意な人、絵が得意な人、数学が得意な人、性格がいい人、いろいろな個性がありますよね。
すべてに完ぺきな人もいないですし、何をやってもダメという人もいないと思います。
細かなところまで差別をしないようにみんなが努力する社会よりも、違いを認めあって仲良くする社会の方がいいと思うけどなあ。
タイで暮らしていると、けっこうヤバイ表現が平気で使われていたりします。
ほとんどのタイ人にはニックネームがあるわけですが、チビとかデブとかクロとか、見た目の違いからの呼び名も多いです。蔑称ではなく愛称です。
悪意がなければ、目をつぶっていいのではないかと思います。
日本人は気にしすぎではないかとか思っちゃいます。
世界には、いろいろな人たちがいて、いろいろな考えを持っています。だから、いろいろと勉強になるし、新しい発見をして楽しいこともあります。
もちろん、とんでもない悪党もいるし、信用できない人たちもいます。そういった人たちに、話せばわかるとか、無理だと思います。
悪党たちは、法律できちんと対処すべきです。