2020年10月1日木曜日

ファミリービジネス

日本でも、2世3世など世襲議員が増えているようですが、やはり、選挙に勝つためには、親の七光りと言われても、親からの票田を受け継ぐことが重要ですし、親の築いてきた利権をも引き継ごうと考えるのでしょうね。

選挙にはお金がかかりますが、無事政治家になれば、戻ってくるお金はいろいろでしょう。

タイの政治家でも、親子とか親族とか、新しい政治家が誕生してきています。

タイの政治かといえば、タクシン・シナワット一族です。タクシン以外に妹ヤオワパーさんの旦那さんソムチャーイ・ウォンサワットも妹のインラックも首相になりました。

タクシンには、一人息子がいるのですが、噂では、どうもお薬がお好きだとか、政治家には向いていないようです。

今回、何かと話題になっている、ポチャマン元夫人とヤオワパーさんが、タクシンの政党といわれる「タイ貢献党」の再建をしているようで、今日新しい役員や党首が決まったそうです。

お二人と相性がよくないスダラットさんは、役員には就かなかったようです。

この新しい体制での「タイ貢献党」が、これからどのような動きをするのかが注目されています。

タイでは、ネーションTVというチャンネルが親政府で、VoiceTVが反政府という感じでしたが、タクシン系のスポンサーが、VoicerTVのスポンサーを下りるとの噂もあるそうで、ますます、「タイ貢献党」と政府との合流も可能性がありそうだと言っている人もいるそうです。

今までの反政府の人たちは、このところ、一挙に反王制になっているのですが、タクシンが恩赦を欲するあまり、反政府派と一線を取り始めるとしたら、タイの政治も、まさに新しい地図がはじまるかも。

タクシン一族のニューホープとしては、タクシンの長女の旦那さんが、今後、政治家に転身するのではないかといわれています。

それと、タクシンがもっともかわいがっているといわれている次女の旦那さんもそのうち登場するのかもしれません。

ヤオワパーさんの娘さんも下院議員だそうです。

そして、若者に人気の元新未来党党首だったタナトーンも一族には政治家がいます。

スリヤ・ジュンルンアンキット工業大臣は、以前はタクシン派でしたが、今は与党に加わっています。

そして、最近赤丸付きで注目されているのが、タナトーンのお姉さんの娘だそうで、英語も得意だし、なかなか弁が立つようです。

タクシン派の武闘派として恐れられているチャルームの息子ワンチャルームも父親と同じ武闘派として、最近、高齢の父親に代わってよく登場しています。