法律がある以上、法律を破る人はいるわけです。
人を騙してはいけないと法律を作っても、人を騙す人はいっぱいいますし、密輸はイケナイという法律があっても、密輸をする人はいます。
法律で禁止されていることをすると儲かることもよくある話で、違法な賭博とか、違法な売買春とか、違法な高利貸しとか、麻薬売買とか、密入国とか、捕まるリスクがあるほど儲かるようです。
このところタイでは、ミャンマーで働いていた女性たちが帰国後、新型コロナに感染していることがわかって、大きな話題となっています。
女性たちは、タチレクの「1G1―7ホテル」で働いていたそうで、同ホテルは、タチレクとメーサイの国境検問所からおよそ1.5キロメートルの位置にあるんだそうです。
タイ北部にある黄金の三角地帯と呼ばれるタイとラオスとミャンマーが接している一帯は、昔から麻薬の生産地かつ取り引きの中心地といわれてきています。
段将軍率いる国民党の残党とかクン・サ率いるモン・タイ軍とか今回話題になっているワ州連合軍やシャン州軍とか小説などにも取り上げられてきた話の舞台になっている一帯です。
日本軍が大きな犠牲を出したインパール作戦の目的のひとつが、中国の国民党を支援する英米が物資などの輸送に使っていた援蒋ルートを奪うことだったわけで、その援蒋ルートは、麻薬などの密輸ルートでもあったわけです。
北朝鮮から逃げ出した脱北者たちが、中国を縦断してラオスに入り、メコン河を渡ってタイに入り、タイの韓国大使館に逃げ込んで、バンコクからから韓国に逃げるルートは、テレビなどでも報道されてきています。
あのあたりは、表も裏も、色々とある一帯だそうで、世界中のジャーナリストたちも集まって調べているようです。
一時日本の赤軍派関係の人たちもあの辺にいるとかいないとかいわれていたこともありました。
東南アジアの国々は、意外と北朝鮮と仲良しのようです。
麻薬は、アヘンとかヘロインだったようですが、覚醒剤やケータミンなども最近は取り引きしているようです。
あのあたりは、国境を越えて行き来する少数民族が昔からいたわけで、無国籍の人たちの問題もあります。
今は国境がありますから、昔ほど自由には行き来できませんが、それでも、陸路や河を使ってこっそり行き来するルートはあるわけです。
40年ほど前に撮影したメーサイからミャンマーに渡る橋ですが、下を流れる河の川幅は、それこそ10メートルあるかないかといった感じで、誰でも、その気になれば、渡れるのではないかと思いました。今年は、新型コロナで、いろいろと移動が規制されているのですが、あのあたりを牛耳っている裏社会の人たちや警察官や軍人たちにとっては、逆にビジネスチャンスと、いろいろとやっているのかも。
中国の裏社会の人たちは、カンボジアでもそうですが、カジノ付きのホテルを作って、そこで豪遊できるように、夜の娯楽施設も完備させるようです。
世界中、飲む・打つ・買うのセットは普遍のようです。アルコールや麻薬があって、博打があって、女遊びがあるということで、東南アジアの中では垢抜けているタイの女性たちの需要があるようです。
タイの風俗嬢たちも国内ではなかなか稼げないでしょうし、儲け話があればリスク承知で行動するのではないかと想像します。
このところ、いろいろな情報やビデオも出回っているようで、どこのホテルかわからないですが、半裸のホステスたちと飲食をしている中国のお金持ち風の男たちが、女性の胸を触っている映像をチラリと見ました。
アラブの大富豪とか中国の成金とか、人間、お金もをつと、やることは同じのようです。
中国の有名女優と同じ名前の麻薬王が、ラオスに港付きの巨大なカジノ街を作っているらしいですね。香港にある Kings Romansという、いかにもといった名前の会社のようです。
日本の政治家なども、お金が大好きな人だと、すでに中国の指示通りに動いているのかもね。売国奴は、◯◯に堕ちて欲しいな。
メコン河は、中国が上流にいくつものダムを造って、水量をコントロールしているので、ある時は、下流で洪水が起きたり、ある時は、水位が下がって船が通れなくなったりで、下流のラオスやタイやカンボジアやベトナムでは、不満がたまってきているようです。
中国は、世界中でやりたい放題、困ったモノです。